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- 2012/09/04 掲載
産業用カメラや画像処理システム市場、ファクトリーオートメーション需要などで2016年には35%増
韓国メーカーの動きも活発化
今回調査対象とした画像処理システムは、画像処理装置5品目、3タイプのカメラ、キーコンポーネンツ3品目、検査装置11種、そして観察・測定機器4品目の5カテゴリー26品目。
画像処理システム市場は、先端技術の投入が多岐に亘り関連産業のすそ野が広い自動車産業の発展に伴い拡大が見込まれている。自動車産業が好調なロシア、ブラジルや東南アジアでは、今後関連素材・部材(ガラス、鉄鋼、フィルムなどの他、車載用リチウムイオンバッテリー)加工工程での検査需要も期待されるという。
アナログの部品在庫が終わると、ほぼ完全にデジタル製品に置き換わる
近年、画像処理システムはデジタルインターフェース規格標準化が進展し、デジタル製品の性能向上や、従来のアナログより安価な製品の採用が加速している。2016年から17年を境にアナログ製品の部品在庫が終わると、ほぼ完全にデジタル製品に置き換わると考えられるという。
日本を含むアジア圏はアナログ画像処理機器が7割強を占めているが、デジタル製品展開してきた欧米メーカーが、日本を含むアジア市場へ参入を加速することは確実で、世界市場全体で顧客獲得競争が激化するという。
アジアで特に高い成長が見込まれる中国では、従来の人海戦術手法を脱却し徐々に自動化・省人化へ移行しつつあり、画像処理システムを導入する現地企業が増加している。現地メーカーは、カメラやLED照明、画像処理用レンズなどの単体機器や、検査装置(アプリケーション)を開発・製造し始めて市場参入を進めている。
欧州・北米・日本メーカーのみならず、アジアローカルメーカーの台頭が見られ、アジア市場は混沌としつつ、将来的に確実な需要増が見込まれ本格展開が加速しているという。
韓国では、政府の支援を受け、KMVIA(Korean Machine Vision Industrial Association)がアジアに向けて画像処理システムや処理ボード、カメラ、レンズ、照明などを売り込み始めており、韓国メーカーが大きく動き始めている。
【次ページ】画像処理装置、アジアで検査装置の需要増
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