「売上12.7億円増」「作業1日→10分」……製造3社が大成功したDXの“ここだけ”の秘訣
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価格転嫁できない…日本が陥った悪循環
これは、企業が調達コストの上昇分を価格に転嫁する力、すなわち「価格転嫁力」の不足を意味する。この結果、設備投資の減少や人件費の削減が必要となり、労働生産性を向上したとしても収益性が上がらない悪循環に陥っているという。
企業の課題は価格転嫁を実現しつつ、付加価値を向上させることにあり、そのためにはイノベーションが必要となる。近年、デジタルの活用がイノベーションのカギとされ、経営の好循環を実現するためのデジタルインフラやプロセスの再構築が求められている。
ここからは、日本・米国・ドイツのモノづくり企業3社の事例を取り上げつつ、イノベーションとDXを通して生産性や収益性を改善するためのポイントを紹介しよう。
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・事例1:クラウド移行で「生産性12~16%」改善
・事例2:AI活用で障害検出・診断の工数は「1日→10分」
・事例3:なんと「売上12.7億円」増、数年で28のクラウドアプリ導入
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