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- 2013/04/04 掲載
賢いIT資産管理の方法をユーザー企業の実態と大塚商会から学ぶ
ノークリサーチ連載:中堅・中小企業市場の解体新書
依然としてIT管理負担の大きい小規模/中小企業
まず、以下のグラフをご覧いただきたい。これは小規模/中小企業に対し「ITの管理/運用における人員規模」を尋ねた結果である。「その都度適切な社員が対応している」および「1名のみ」といった状況は小規模企業で8割超、中小企業で約6割に達している。いずれも本来の業務の傍らでIT関連作業に携わる兼任者が多くを占める。
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一方、小規模企業において管理すべきPC台数は多い場合で20台程度、中小企業では50~100台に達することもある。つまり、小規模/中小企業におけるPCなどの社内IT資産管理は非常に負担の大きな業務であることがあらためて確認できる。
窓口の一本化/一元化で評価の高い販社/SIerの取り組みを参考にする
こうした限られた人員体制の中では、適宜外部の力を借りながらIT資産の管理を行っていく必要がある。そこで、今回は小規模/中小企業の顧客を多く有する大塚商会における取り組みを交えながら、手元のIT資産を上手に管理するためのポイントについて探っていく。以下のグラフは小規模/中小企業に対し「IT関連の主要な委託先/購入先の提案/販売および保守/サポートにおいて満足度が高い事柄」を尋ねた結果である。
青棒は50社以上におよぶ販社/SIerに関する平均値、赤棒は大塚商会における値である。冒頭に述べたように、小規模/中小企業ではIT管理を担う人材が限られる。メーカー個別に問い合わせを行うのは大きな負担だ。
そのため、「窓口の一本化/一元化」が重要となる。大塚商会の評価は平均値を大きく上回っており、小規模/中小企業が求める「一本化/一元化」において進んでいる可能性が高い。
そこで、同社に対する取材を通じて得られた取り組みとユーザー企業の現状/課題を照らし合わせれば、賢いIT管理のためのヒントがみえてくるはず、というのが本稿の主旨である。
冒頭で述べたように「手元のIT資産」として最も身近であり、クラウド活用が進んだ場合でも手放すことのできないものとして挙げられるのはやはりPCだろう。そこで、次ページからはPC管理において多くの企業が直面する以下の2つの場面をピックアップし、上記で述べた主旨に沿って考察を進めていくことにする。
2.PCデータのバックアップ
【次ページ】Windows XPのサポート切れにみる「矛盾」
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