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- 2014/05/27 掲載
無料版も登場した「LINE@(ラインアット)」の活用方法 公式アカウントや従来プランとの違いは?
連載:ソーシャルメディアの企業活用リスクマネジメント
完全無料プランも登場した「LINE@」
中でも特徴的なのがトークだ。1対1のやりとりはもちろん、複数メンバーによるグループでメッセージのやりとりがリアルタイムででき、世界でのユーザー数は、4月1日時点で4億人を突破、日本国内でも5,000万人を超え、さらに毎日アクセスするユーザー(DAU:Daily Active User)は約60%にのぼる現在一番勢いのあるコミュニケーションツールである。
LINEは個人向けサービスを中心にユーザ数を拡大してきたが、今は多くの個人ユーザーを抱えるプラットフォームへと変化を遂げ、それらをベースにビジネス活用への道も切り開いた。
それが大手企業向けの「LINE公式アカウント」と、実店舗や自治体、学校向けの「LINE@」である。その最大の違いは「コスト」だ。
「LINE公式アカウント」は、初期費用(エントリープラン)で800万円(消費税抜、以下同)から。月額費用は250万円から、オリジナルスタンプ配信費は2,000万円から、と大企業でなければなかなか手が届かない価格設定になっている。
一方、「LINE@」はリニューアル前も、1店舗あたり初期費用5,000円(キャンペーンで無料)、月額5,000円(キャンペーンで3か月無料)で、「LINE公式アカウント」に比べれば安価に利用できるサービスだった。
こうしたなか、今回のリニューアルで発表された新しい料金体系は下図の通りである。
まず、「LINE@」を利用するために、必要であった月額5,000円が、リニューアル後は無料のスタンダードプランから始めることができる。
スタンダードプランの場合、月に1回という制限はあるものの1万人までの友だちに対してメッセージの一斉配信が可能だ。
手始めにスタンダードプランで試してみて、1回の配信の効果を測定し、十分な効果があった場合や、それではもの足りないといった場合、配信回数を増やすして集客効果をもっと高めたい場合などは月額5,000円(税抜)のプロモーションプランに切り替えることもできる。
さらに、従来のプランでは友だち数1万人制限が、一部のヘビーユーザー企業にとってのボトルネックになっていたが、その場合も友だち数に応じて月額料金が変わる、50,000円(税抜)~の「上位プラン」という上位パスが用意された。
【次ページ】LINE@の活用方法、友だちを増やすには?
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