- 会員限定
- 2025/03/26 掲載
アクセンチュア流「Copilot Studio」活用術、“外部ツール連携のワークフロー”とは
連載:アクセンチュアが実践するMicrosoft Copilot活用術
Copilot Studioって何?
Copilot Studioはさまざまなデータソースと連携して、自分独自のチャットボットやワークフローを作成できるツールである。特定のアプリ上で動くものではなく、業務に合わせてオーダーメイドで作れる自由度を持っている。
つまり、Copilot Studioは、あなたの業務に合わせて生成AIをカスタマイズするためのツールであるといえる。
業務フローの中に生成AIを手軽に組み込むためのプラットフォームという言い方もできるだろう。Copilot Studioでできることは大きく分けて以下の2つだ。
(1)独自のデータソースを持つチャットボットの作成
(2)Power Automateなど外部のツールと連携したワークフローの作成
独自のデータソースを持つチャットボットを作成する
まず「(1)独自のデータソースを持つチャットボットの作成」について確認していこう。Copilot Studioのトップ画面から新規作成ボタンを押下し、新しいエージェントの作成画面に移る。作成するエージェントの名前と説明、エージェントへの指示、データソースを指定する画面が出てくる。
ここでは架空のプロジェクトについて説明してくれるチャットボットを作成していく。エージェント名は「プロジェクトアシスタント」とし、説明には「ユーザーのニーズに合わせて関連する企業の情報を検索するアシスタント」と記載する。エージェントへの指示は今回は特に指定しない。
次に、データソースを指定する「ナレッジの追加」を押下して、チャットボットに与えるデータを追加していく。ナレッジの追加画面を見ると、WebサイトやSharepoint、ユーザーがアップロードしたファイルなどを指定できることが分かる。
ただし、原稿執筆時点(2025年2月)では、エージェントが使用できる情報はファイル内のテキスト情報だけであることには注意が必要だ。今回はSharepointのディレクトリをデータソースとして追加して、エージェントを作成する。
作成したエージェントの動作は画面右側のテストウィンドウで確認できる。ユーザーからの質問に対して、回答とその根拠となるデータソース(ここでは先ほど追加したSharepointのディレクトリ上のファイル)が表示されていることが分かる。
【次ページ】「外部ツールと連携するワークフロー」を作成するとスゴい
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR