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- 2014/06/26 掲載
Googleマイビジネスとは何か?LINE@対抗の実店舗向けO2Oサービス活用術
連載:ソーシャルメディアの企業活用リスクマネジメント
新サービス「Googleマイビジネス」とは
「Googleマイビジネス」に登録すると、お店のさまざまな情報を一元管理できるようになる。お店のビジネス情報の編集、Google+ページの管理、アクセス状況の解析、クチコミの情報を読んだり返信する機能、さらにハングアウト(ビデオ会議)の利用が1か所から行えるようになった。ちなみに既に「Googleプレイス」を利用している企業は「Googleマイビジネス」に自動的に移行する。
公式ブログの発表によると、大まかな機能は以下の通り。
Google 検索、マップ、Google+ に表示されるビジネスの情報を一元管理でき、更新もすべて 1 か所で行えます。
美しい写真や店内のバーチャル ツアーを掲載することで、お客様にお店の雰囲気を味わってもらえます。
Google+ ページから最新のニュースやイベント情報を共有し、ファンやお客様と直接つながれます。
オンライン上のクチコミをチェックでき、また、Google ユーザーからのクチコミには返信もできます。
お店のサイトの統計情報や AdWords Express が統合され、お客様がお店をどうやってみつけたか、どう反応したか(ルート検索やクリック回数など)がわかります。
Google マイ ビジネスの Android アプリや iOS アプリ(近日公開)で、いつでも気軽にお店情報の管理ができます。
それぞれの機能と活用方法の詳細については後に解説するが、あらかじめ理解しておかなければならないことがある。それは「Googleマイビジネス」は従来の検索エンジンからの流入がメインであり、前回解説した「LINE@」のようにユーザーに対してお店側からお知らせやクーポンを直接送れるようなサービスではないということだ。
つまり、「LINE@」がプッシュ型のツールであるのに対して、「Googleマイビジネス」はプル型のツールであると言える。
登録できるビジネス情報
実際に「Googleマイビジネス」で登録できる情報は、ビジネス名(お店の名称)、住所、マップ、電話番号、ウェブサイト、カテゴリ、営業時間、写真、紹介文など。検索エンジンから訪れるユーザーの流入を上げるためには、まず検索エンジンに正しい情報を認識してもらう必要がある。既に「Googleプレイス」を利用していたお店も、これらのビジネス情報が適切に登録されているか見直そう。また、スマホユーザーの集客に効果的なのが「マップ」の活用である。スマートフォンが普及し、スマホから周辺にある飲食店などの情報を検索するユーザーは、飛躍的に増加している。つまり、スマホからの検索によってそのままユーザーをお店まで誘導してくれる可能性もある。
これらの機能は「Googleプレイス」でも可能であったが、今回の他の機能との連動によってさらに活用が進むだろう。
他にもおすすめしたいのが、「Googleマップインドアビュー」の活用だ。こちらは撮影に別途費用(都度見積り)がかかるが、店内の写真を360度撮影し、バーチャルイメージを再現(バーチャル ツアー)することができる。
これによって、ユーザーに店内のイメージをあらかじめ伝えることができるため、魅力的なお店であればより高い集客効果を得られるだろう。また、お店の外観写真やストリートビューとも連携できるため、迷うことなくお店まで誘導が可能になる。これらはユーザーにとっても大きなメリットとなる。
【次ページ】「Google+」ページの運用方法は?
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