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  • 2025/04/16 掲載

ガートナーが提言「超時短」可能なシステム開発法、今後必須になる「3ステップ」とは

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システム開発における、従来からの“プロジェクト型”から、成果物の持続的な改善に取り組む“プロダクト型”への脱却が進み始めた。開発コストや効率、開発物の利便性などで数多くのメリットが期待される一方で、推進に向けては組織とプロセスの抜本的な見直しを伴うだけに一筋縄ではいかない。プロダクト型開発への脱却に向けた「3つのステップ」について、ガートナーのブライアン・ギャニオン氏が解説する。
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プロダクト型開発を成功させるポイントを解説する
(出典:ガートナー(2024年10月))

なぜ「プロダクト型開発」への移行が必要?

 現在、システムの整備手法の見直しが広範に広がっている。定めた目標の達成に向けたプロジェクト型開発から、アジャイル開発によって成果物の持続的な改善に取り組むプロダクト型開発への移行である。

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ガートナー
マネージング バイス プレジデント
ブライアン・ギャニオン氏
 この移行について、「企業に多大なメリットをもたらします」と語るのが、ガートナー マネージング バイス プレジデントのブライアン・ギャニオン氏だ。

 ギャニオン氏によると、たとえばガートナーの調査では、新機能の導入に要す期間は従来の60日超から7日未満に短縮し、IT資産の再利用性は20~60%も高まっている。システムの利便性も高まることで、顧客ネットプロモータースコアは実に50%以上も増加しているという。

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プロダクト型開発への移行により、IT資産の再利用性は20~60%上昇するという
(出典:2024年10月)

 プロジェクト型開発を担うのが、IT部門とビジネス部門の混成チームの、いわゆるフュージョンチームである。同チームの編成を通じ、セキュリティやコンプライアンスなど、部門横断的な専門知識の共有が促され、偏った人材に起因する考え方のサイロ化も防げるようになる。

 もっとも、フュージョンチームへの転換の道のりは険しい。「組織とプロセスの抜本的な見直しを伴うだけに、脱却には3~5年を優に要します。ただ、その成果を勘案すれば、CIOとして変革に着手しないわけにはいかないはずです」とギャニオン氏は話す。

 では、フュージョンチームへの転換は、具体的にどのような手法が有効なのだろうか。 【次ページ】組織変革に必要な「3つのステップ」
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