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- 2015/04/07 掲載
今さら聞けないフェイスブック広告の基本、グーグルのリスティング広告とどう違うのか
グーグルのリスティング広告と何が違うのか
インターネットにおける広告でもっとも代表的なものが、リスティング広告(検索連動型広告)のGoogle AdWordsだろう。広告主があらかじめ設定したキーワードをグーグルの検索エンジンで検索したユーザーに対し、自社のウェブサイトへと誘導するための広告枠を提供している。Google AdWordsは、ユーザーが能動的に調べたいキーワードを打ち込んだ結果で表示されるため、需要が顕在化したユーザーに効果が高く、購買に直結しやすいことで知られている。
グーグルでは、これ以外にも数多くの広告システムと連携し、需要が顕在化していないユーザー向けにも広告配信できる仕組みを用意しているが、リスティング広告の一番のメリットは、やはりユーザーが情報を能動的に探している中で表示されるという点だろう。
一方、フェイスブック広告とは、フェイスブックユーザーがPCやスマートフォンからフェイスブックを利用した際に、画面内に表示される広告である。広告の表示場所は、PCからの場合、ニュースフィード内と右サイドバーの2箇所となり、スマホからの場合はニュースフィード内となっている。
特定の情報を探すために、検索エンジンを使ったユーザーの顕在的な意識の中に表示されるGoogle AdWordsとは違い、フェイスブック広告では、ユーザーがフェイスブックで友人との交流を求める際に表示されるため、潜在的なニーズを持つユーザーへのアプローチであると言える。
このように聞くと、Google AdWordsのほうが効果が高いと感じるかもしれないが、フェイスブック広告にはフェイスブックの特徴とメリットを生かした、他のインターネット広告ではできない大きな魅力がある。
フェイスブック広告だからできるターゲティング
そんなフェイスブックにおける広告の最大の特徴は、フェイスブックユーザーが登録したプロフィールやユーザーの友達、フェイスブックページとのつながり、ユーザーの行動履歴などを基にターゲティングできる点だ。
フェイスブック広告を出稿する際は、このターゲティングが最も重要な要素と言える。たとえば、ユーザーのプロフィールでは、「地域」や「年齢」「性別」「言語」「趣味」の他、「職歴」や「学歴」「交際ステータス」といった情報からもターゲットを絞れる。
そのため、フィットネスクラブを運営している企業であれば、「東京都渋谷区に住む大卒の健康に興味がありそうな30歳の独身女性」などといった非常に細かなターゲティングを行ってアプローチできる。ほかにも「代表取締役」といった肩書きをターゲットにしたり、「ネコ」に興味があるターゲットを、キーワードで絞り込んでアプローチするといったことも可能だ。
【次ページ】目的に応じたフェイスブック広告の活用方法とは?
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