- 2011/08/19 掲載
すずき英敬知事のおすすめ三重県ビジネスカタログ（1）： このたび三重県営業本部長に就任しました
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はじめまして、三重県知事の鈴木英敬（すずきえいけい）です。三重県は伊勢神宮や世界遺産の熊野古道、伊勢志摩国立公園や鈴鹿サーキットなど、多くの観光資源を有し、松阪牛や真珠、伊勢茶などの名産品も多くあります。しかし、残念なことに“三重”は全国的な知名度が高いとは言えません。知事の仕事は県組織のトップと地域の経営者という2つの側面を持っています。三重県を1つの会社組織と考えれば知事は社長兼宣伝部長といった立場になるかもしれません。厳しい市場競争の中、会社（県）が生き残るためにはトップ（知事）の明確な経営戦略が不可欠です。
営業知事としての決意
私はまず営業に力を入れるべきだと考えています。県のPRをしっかり行い地元物産の流通を拡大し、観光を活性化させ、企業を誘致する。県全体が繁盛するために三重の知名度を全国に高めていくわけです。そのためには自らが進んで営業活動の最前線に立つ必要があります。私はこう考えます、「企画だけを立てて結果を待っているだけでは成果を上げる事はできない」と。まずは行動です。そういうわけで三重県庁に「三重県営業本部」を立ち上げ、このたび三重県営業本部長に就任しました。営業知事として先頭に立って“三重”を全国に売り込んでいくわけです。
まずは世界中の物や情報が集まる大消費地である首都圏に、今までのアンテナショップの枠を超える営業拠点を展開します。実は三重県は首都圏にアンテナショップがない、数少ない県の一つです。まだ、計画段階ではありますが期間限定のトライアルショップをオープンし、営業拠点につなげていく予定です。三重県は、古くから、お伊勢参りに多くの方が訪れ、「おもてなし」の原点ともいうべき地です。イメージとしては三重県の自然に培われた食材に舌鼓を打ってもらいながら観光に来た気分を味わってもらえるような空間を提供しようと考えています。県の知名度が上がれば県民の皆さんのやる気や意識も高まります。ゆくゆくは県民の皆さんも含め、三重県全体で“三重”を宣伝するようになれば、と期待を寄せています。
私はできる限り毎日県庁でぶら下がり会見を開いています。良い事も悪い事も包み隠さず情報を開示して風通しの良い県政を目指しています。おかげさまで東海エリアでのメディア露出は格段に増えてきました。これからも日本一働く知事として、また営業本部長として積極的に三重のブランド力を高める活動を展開していきます。
連載に寄せる思い
本サイトでの連載を是非、読者のみなさまとの交流の場、ビジネスのきっかけづくりの場としたいと考えています。まずはITを生かしてインターネットを利用し三重県のビジネス情報を提供していきます。あるときは新しいエネルギーについて、またあるときは地場産業の育成について、企業誘致やイベント情報など、あらゆる分野のコンテンツを発信していきます。みなさまとのコラボレートにより新たな事業展開ができれば言うことはありません。私はトップセールスを自負しています。みなさまに最新の三重県ビジネスカタログをお届けします。この場を通して三重県で何かをやってやろうというお声掛けをいただけるように頑張っていきたいと思います。
（記事担当：中森勇人）
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