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- 2015/06/29 掲載
すずき英敬知事のおすすめ三重県ビジネスカタログ(46)
育児からミラノまで、幅広い情報を提供します
会議には自然科学者や社会科学者、人文科学者や国際機関関係者などを始め、企業家や金融機関関係者、国や自治体関係者、市民活動家、文化人など地球環境保全の為に活躍する人たちに加え、中高大学生も集まり、国や分野、世代を超えて地球環境問題の解決策を協議をいたしました。今回のテーマは、「海と生きる ~海と森の共生」です。
パネルディスカッションでは25年間日本に住み、日本の魅力の再発見をされている写真家のエバレット・ブラウンさんも参加されたのですが、私からは、伊勢神宮における自然との共生や日本海側の海女の発祥地といわれている宗像市の海女のユネスコ無形文化財指定に向けた取組についてお話をしました。
また、九州の海女と鳥羽志摩の海女のつながりや三重県伊勢志摩のサミット誘致に向けた思いなどもお話しました。地元中高校生との意見交換では、宗像会議のプログラムで何人かの中学生が三重県(三重大学、伊勢神宮、鳥羽水族館など)を訪問いただきましたので、三重県鳥羽市の離島、答志島における海岸漂着物の話題を通して、「何気ない行動が遠くの人を傷つけていることがあることを自覚しながら、一人一人が一日一日できることは何かを考えてほしい」という話をしました。
来月の議会には水源保全条例案を提出させていただきますし、来年は伊勢志摩国立公園制定70周年というタイミングであることから、国内外の関係者との交流ができとても有意義でした。では、今月も国際的な交流の場を提供する、三重県のビジネス情報をお届けします。
三重県ビジネスカタログNO.137 ミラノ国際博覧会に三重県として出展します
三重県では、本年5月1日から10月31日までの184日間にわたり、「地球に食料を、生命にエネルギーを」をテーマに開催されています、ミラノ国際博覧会に出展します。7月1日から4日までの4日間の日程で日本館イベント広場におきまして三重の食の魅力をアピールする予定で、ミラノ市内におきましては食の産業の関係者や消費者に向けて販路開拓や海外からの誘客(インバウンド)に繋がる情報発信を行います。
世界に目を向けると、イタリアやフランスでは食事は「楽しむ」ものであり、中国では「医食同源」。そして私たち日本の「和食」にも、1500年の歳月をかけて育まれてきた独自の価値観が存在します。それこそが「感謝=祈り」の文化です。
今回の三重の展示では、そんな日本の食への祈りの原点が生まれた三重県として、味覚だけでない五感を感じる演出をいたします。三重の食材を楽しんでもらうことはもちろん、香りや、食べ物の背景にある物語も楽しんでいただければと思います。
一昨年末に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたこともあり、世界の注目を集めるミラノ国際博覧会での三重県の食のPRに期待をしたいところです。
1. 日本館イベント広場での出展等
■日時
平成27年7月1日から4日まで毎日10時00分から20時00分まで
■場所
ミラノ国際博覧会 日本館2階 イベント広場
■テーマ「食と祈りの食卓」
食事の際の「いただきます」「ごちそうさま」と手を合わせる習慣や、「もったいない」という価値観に現されるように、日本の食文化の核にあるのは「感謝=祈り」です。その原点が歴史的に育まれてきた三重県として、味覚だけではない五感で感じる演出を行い、三重の食材を楽しんでもらうのはもちろん、香りや食の背景にある物語も楽しんでいただきます。
■主な実施内容
県産材の「尾鷲ひのき」を用いて4つの空間(香りの間、祈りの間、体感の間、茶室の間)を形作り、三重県が育んできた食文化を重層的に感じていただきます。
<香りの間>
三重の自然などをイメージした香りが舞う空間で、収穫に感謝する祭りなど「食と祈り」のストーリーを感じる写真や工芸品などを展示します。「香り」は、三重県出身の調香師の沙里(さり)さんのプロデュースによるものです。
<祈りの間>
食や収穫に感謝する伝統行事や海女漁、さまざまな場面での「いただきます」のあいさつを撮影した映像を上映し、「食と祈り」のコンセプトを感じていただきます。
<体感の間>
県立相可高校食物調理科の生徒と、日本を代表する料理人である京都吉兆嵐山本店の徳岡総料理長とのコラボレーションによる調理の実演を行います。また、「四日市萬古焼」の作り手による、急須での美味しいお茶の淹れ方の実演も行います。
<茶室の間>
伊勢茶、三重の地酒の試飲や、相可高校の生徒や徳岡氏が三重の食材を使って調理した料理を試食していただき、三重の食の魅力を実感してもらいます。
■松阪牛のヨーロッパへの初輸出
松阪牛(特産松阪牛)をヨーロッパに初めて輸出し、松阪牛を使った料理を試食提供します。今回の輸出は、松阪牛連絡協議会の「松阪牛海外振興における輸出取組規程」に基づく初めての取組であり、松阪牛関係団体の協力により実施するものです。
■日本館フードコートでの三重の地酒の提供
日本館フードコートの運営を受託している共同事業体に参画している株式会社柿安本店の協力により、三重県の出展に合わせて7月1日から4日までの間、三重の地酒がメニューに加わります。
■オープニングセレモニー(7月1日13時00分から14時00分まで)
知事や徳岡氏、相可高校の生徒のあいさつのほか、生徒による調理や試食提供などを行います。
2. ミラノ市内会場での試験販売等
■カッシーナ クッカーニャ
ミラノ市内中心部にある古民家を活用した複合商業施設で、「三重WEEK」と銘打って、県産品のテストマーケティング(試験販売)などを実施します。
○日時
平成27年6月24日から7月7日まで
毎日15時00分から21時00分まで
○場所
Via cuccagna 2/4 ang. Via muratori 20135 Milano Italy
施設名:Cascina Cuccagna(カッシーナ クッカーニャ)
○主な実施内容
・多くのミラノ市民が訪れる場を生かして、三重県の産品を試験販売し、現地の消費動向などを把握し、その後の商品改良等に活用していただきます。
・博覧会出展初日の夜に現地の食や観光の業界関係者などを招いてレセプションを開催し、試験販売参加者との交流等を通して、三重の食の魅力をアピールします。(7月1日20時00分から22時30分まで)
■バイヤー向け直売所
ミラノ・リナーテ国際空港近くにある、イタリアの食品流通会社のバイヤー向け直売所で、小売事業者等に向け試験販売を実施します。
○日時
平成27年6月29日、7月6日 11時00分から18時00分まで
○場所
Via Walter Tobagi, 8/2 Peschiera Borromeo
施設名:union trade(ユニオントレード)社 直売所unicash(ユニキャッシュ)
○主な実施内容
・19事業者が試験販売に参加します。
3. 参考
■ミラノ国際博覧会
「食」をテーマにした初めての国際博覧会であり、148の国や地域、国際機関が参加を表明しています。
○会期
平成27年5月1日から10月31日まで(184日間)
○場所
ミラノ市郊外(イタリア・ロンバルディア州ミラノ県ロー市)
■日本館
博覧会出展パビリオンの中でも最大級の規模(敷地面積約4170平方メートル)で、最先端の映像演出による世界や日本の食文化の多様性の紹介やレストラン型の参加型シアターなど、5月1日の博覧会開幕以降、トップクラスの人気を博しています。
イベント広場には期間中、日本の35自治体が出展(平成27年4月現在)。県内からは伊賀市が6月28日から30日まで、「伊賀流忍者の精神と食文化」をテーマに出展の予定です。
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