伊勢志摩国立公園を世界水準の「ナショナルパーク」へ

　三重県では、伊勢志摩サミットを契機にさらに国際的な知名度を上げる活動に取り組んでいます。その一つとして、伊勢志摩国立公園の「ナショナルパーク」への指定があります。

　これは政府が本年3月30日にとりまとめた「明日の日本を支える観光ビジョン」に基づき、日本の国立公園を世界水準の「ナショナルパーク」としてのブランド化を図ることを目標に、国立公園において実施されるものです。

　現在、日本の国立公園のうち数か所を指定して、外国人観光客も楽しめて世界に誇れる「ナショナルパーク」にしていく計画が検討されています。

　そこで、今回伊勢志摩サミットが開催された三重県では、戦後初に国立公園に指定されて70周年を今年迎える伊勢志摩国立公園をナショナルパークに指定して頂きたいと、丸川珠代環境大臣に要望いたしました。


　伊勢神宮があり、日本文化と自然と人の日々の営みが融合した世界でも珍しい国立公園。是非、実現するよう、これからも働きかけたいと思います。

三重県海外MICE誘致促進補助金の活用を

　国際会議主催者に財政支援をすることで県内での国際会議開催を促進する「三重県海外MICE誘致促進補助金」の申請受付を開始しました。

　MICEとは、多くの集客・交流が見込まれる国際規模のビジネスイベントの総称で、Meeting（会議・研修）、Incentive Travel（招待旅行）、Convention（国際会議）、Exhibition/Event（展示会）の頭文字をとった言葉です。

　補助の対象となるのは三重県内で開催される会議で、参加国が日本を含む3か国以上であることなど。（その他の対象条件についてはこちらを参照ください）

　補助金の金額は国際参加者一人当たり1万円（国内参加者は3,000円）で上限は100万円または経費の1/2のうち、いずれか低い方の額となっています。県内には1900席を要する三重県総合文化センターをはじめとした公共施設やサミットの開催地となった志摩観光ホテルなど、さまざまな施設があり、国際会議や学会に最適です。

　また、会議だけでなくエクスカーション（体験型見学会）にも滴しており、歴史や文化、環境問題や海洋資源の活用、防災や女性活躍推進などのテーマでの開催が見込まれるでしょう。ぜひ、この機会に三重県海外MICE誘致促進補助金を活用いただければと思います。詳しくはこちらのPDFをご覧ください。

香港貿易発展局との関係を強化し、中国への輸出力をアップします

　三重県と香港貿易発展局は香港において良質な日本産品への需要増加に加え、環境の改善を目的としたビジネスへの期待が高まっていることから、「香港貿易発展局と三重県の相互協力に関する覚書」を締結しました。

　平成28年1月20日に私が訪問した香港貿易発展局から、覚書締結にあたりマーガレット・フォン総裁一行が初めて来県。同時に県内の主要な事業所の訪問いただきました。

　伊勢志摩サミット開催により海外で三重県の知名度が大きく高まっている中、今回の覚書に基づき、今後も中国本土の貿易窓口である香港への県産品の販路開拓・拡大ならびに県内企業の海外進出支援に取り組みます。

　具体的な取り組みとしては香港におけるマーケット情報やトレンド情報等を提供するセミナーやワークショップの開催など。将来的には香港貿易局が運営する各種展示会への視察や出展を支援していきます。

　三重県から香港、そして中国本土へ。県内外の企業の輸出力アップにセミナーやワークショップをご活用いただければと思います。

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