- 2012/10/05 掲載
電力事業4社を合併、「日立エンジニアリング・アンド・サービス」を設立
4社合併で経営資源の集中を図り、エネルギー・社会インフラ分野におけるエンジニアリング・サービス・製品システム力を強化する。
新会社の名称は、日立エンジニアリング・アンド・サービスを踏襲する見通し。本店所在地は、茨城県日立市、代表者・資本金は未定、グループ4社の全従業員4,600名がそのままシフトする。

最近の国内市場では、火力発電設備の新設計画の動きや7月の固定価格買取制度の導入などによって自然エネルギー事業が本格的に立ち上がるなど、多様なニーズが生まれている。 一方、海外市場では、欧州経済危機や各国のエネルギー政策の転換などはあるものの、長期的には、新興国を中心とした新規の火力・原子力電源建設、自然エネルギーの導入計画、電力流通網の整備などのエネルギー・インフラ関連需要の拡大が見込まれている。
こうした市場ニーズに対応するため、日立では今年の4月に日本AEパワーシステムズから変電・配電事業を承継、同時に日立の強みである情報通信・制御技術に関する組織を統合し、電力流通事業部を設立していた。火力事業では、本年6月にドイツのサービス会社クセルフォン・エナジー社を買収し、欧州において、発電プラント設備からサービスまで提供する体制を構築している。
また、本年7月には富士重工から風力発電システム事業の事業譲渡を完了、設計・開発から販売・サービスまで一貫した体制を整え、現在、2015年の本格販売をめざし、5MWの洋上風力発電システムの開発に取り組んでいる。
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