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- 2010/07/08 掲載
IBM、シスコ、GEに見るスマートシティ参入のポイント:スマートグリッドからスマートシティへ(後編)--NRI 武居輝好氏
スマートグリッドにおけるITの役割
前編では、消費電力管理プラットフォームが、オープン型プラットフォームに移行し、アプリケーションベンダーが力を持つに至っており(図4)、この分野でグーグルとマイクロソフトが対立しているとご紹介した。両社は、そのプラットフォームとしてクラウドを活用する。まず、グーグルはオープンなプラットフォーム「Google Powermeter」を提供している(図5)。
一方のマイクロソフトはクラウドサービスのWindows Azure上に載る省電力プラットフォームとして「Microsoft Hohm」を提供しており、スマートメーターだけでなく、電気自動車や携帯電話と連携し、これらを組み合わせたサービスを発表している(図6)。
このように、スマートグリッドへの接続対象が拡大し、住宅や発電機器、自動車、家電機器などがネットワーク化され、消費電力収集機能も持てば、動作の可視化や機器の自動制御など、幅広い業界に影響をおよぼすことになる。それが都市そのものスマート化、すなわちスマートシティという考え方だ。
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