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  • 2014/06/27 掲載

オークファン 武永氏が語る200億件超のビッグデータ活用 「将来の価格がどう動くか」

オークファン 代表取締役 武永 修一氏インタビュー(後編)

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国内最大級のショッピング・オークション一括検索・比較サイト“オークファン”では、10年間以上に渡って蓄積された、200億件以上の価格データを保有している。オークションサイトの落札相場価格のほか、新品/中古品を含めたショッピングサイトの価格も含むこれらの情報は、うまく活用することで銀行や保険会社のビジネスを支援することも可能になるという。オークファン 代表取締役社長の武永修一氏へのインタビュー後編では、同社の持つデータを活用したマーケティング支援する新たな取り組みと、今後の展望について話を伺った。
前編はこちら。

200億件以上の価格情報に注目が集まる

photo
オークファン
代表取締役
武永 修一氏
 前編でも紹介した通り、オークファンの売上の61%がサービス課金によるもので、これが同社のビジネスの中心であることは、今も変わっていない。

 しかし最近では、同社の保有する200億件以上という商品/価格情報に、大きな価値を見出す企業が現れ始めているという。

「これまで我々には縁のなかった大手広告会社や大手調査会社が、商品価格の実態を知りたいということで、オークファンのデータを欲しがっています。たとえばミネラルウォーターの商品Aと商品Bではどちらが高いのか。スーパーマーケットのデータを採ってもいいのですが、現在ではもうインターネット上のデータを無視することができなくなっています。そこで私たちへの問い合わせが増えてきているのです」。

一番知りたい情報は“将来の価格がどう動くか”

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 こうしたオークションの過去データをずっと貯めていこうという発想は、オークファンの設立当初から持っていたと武永氏は語る。

「直近の1年間では見つからない場合がありますが、過去3年にまで期間を広げて検索すれば引っ掛かることが多々あります。またユーザーは1件だけの価格が知りたいのではなく、自分が売りたい、あるいは買いたい商品の平均値が知りたい。長期間のデータがあり、複数の取引における値段を標準化することができれば、この品物は1000~3000円の間だという値ごろ感を掴むことができます。そこにビッグデータの利用価値があります」

【次ページ】“将来の価格がどう動くか”が分かる可能性
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