AIで「大苦戦」する企業はなぜ後を絶たない?活用を阻む 「6つの課題」への処方箋
- ありがとうございます!
- いいね!した記事一覧をみる
AI活用で「苦労しがち」な理由とは
その課題として特に注目すべきは、生成AIを単なる「魔法の杖」として期待する企業が多い点である。しかし、実際には適切なデータ管理やインフラ整備が伴わなければ、AIのメリットを十分に享受することはできない。企業がAIの恩恵を最大限活用するためには、データ活用戦略を明確にし、責任あるAIの導入を進める必要がある。
データ活用戦略については、最高技術責任者(CTO)や最高情報責任者(CIO)、最高データ責任者(CDO)などのテクノロジー・リーダーの役割が大きい。
ただIBMの調査によると、テクノロジー・リーダーのうち43%が、生成AIの導入によるインフラ負担の増大に懸念を示しているという。また、65%の企業がAIワークフローにガバナンスを導入しているが、説明可能性や透明性の確保に苦戦していることも判明しているなど、生成AIを組み込んだデータ活用戦略に苦労するテクノロジー・リーダーや企業は少なくないのが現状だ。
生成AIに関しては、CEOとデータ・リーダーとの間に、認識のギャップがあることも押さえておく必要がある。
前述の調査では、7割近くのCEOが「自社のチームは生成AIのような新しいテクノロジーを導入するために必要な知識とスキルを持っている」と回答している一方で、「重要な役割を担う技術職の採用に苦戦している」と回答したテクノロジー・リーダーが6割近くにも及ぶのだ。
では、こうしたギャップを解消して、適切なAI活用の道筋を定めながら組織を正しく成長させるためには、テクノロジー・リーダーにどんな視点が求められるのだろうか。 以下では、テクノロジー・リーダーが解決すべき6つの課題と、それに対する具体的な戦略を紹介する。
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!