- 2017/10/23 掲載
目的化する「人工知能の導入」、大企業がAIベンチャーに嫌われる理由(2/2)
AI導入に躍起になる大手企業が敬遠される理由
一方、発注する側の意識はどうなのか。開発案件の顧客や事業提携先としての大手企業に対して、どのような要望を抱いているかについての設問では、「課題をクリアにして相談してほしい」が最も多く57.4%だった。さらに、「本格契約前の試行であっても、稼働に応じた対価を支払ってほしい」が53.5%で続いた。
大手企業は、AIブームに乗り遅れまいとAIの導入に躍起になり、解決したい課題が不明確なまま、契約を後回しにして試行段階に突入してしまっている実態が垣間見える。
このほか、「意思決定者を明確にしてほしい」「下請け的な扱いをやめてほしい」といった回答もあった。調査では、AIベンチャーが健全に成長、発展していくためには、発注側の大手企業の意識改革も求められると指摘している。
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