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- 2016/11/15 掲載
大手映画会社社員がNYとLAでアイドルになったワケ
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会社員は歌手になれるのか?
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作詞・作曲家、昭和歌謡歌手
荒井さち重さん
荒井さち重さんは、幼少の頃からアイドル歌手に憧れ、ホリプロスカウトキャラバンやサンミュージックオーディションなどを受けたが、ことごとく落選した。
「かわいくないとアイドルにはなれないと気がついたのは中学生ころでした」と笑いながら話す荒井さんは、資金を貯め、実力をつけるために学生時代はコピーバンドに精を出し、大手映画会社に就職した。イベントMCなどの仕事をしながら、音楽学校のプロ養成コースに通い、デビューのチャンスを伺った。
しかし、プロの道はそう簡単には開かなかった。諦めかけたとき、交通事故に遭い、一命を取り留めた。荒井さんは「また死ぬような目に遭うかも」と本格的に夢を追いかけることを決意。音楽学校に通い、歌唱力を磨きレッスンに励むようになったのだという。
そんな荒井さんにデビューの話が持ち上がった。25歳のときだ。
歌に自信があったことから、簡単にスターになれると思っていたが、現実はそんなに甘いものではなかった。やはりこういった話には政治的な側面があり、条件が折り合わず話は流れることに。
このままではいけないと、さらに本格的に歌手活動を行うために会社を辞め、家業を手伝いながら再びデビューのチャンスを伺っていたが、なかなか芽が出なかった。
テレビ出演、ブログ炎上
ここまででも紆余曲折があった荒井さんだが、この後、決定的な出来事が起こる。
【次ページ】辿り着いたNYとLA
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