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- 2015/12/09 掲載
建設業界の世界ランキング:大林組や清水建設らゼネコンは再び世界で戦えるか
建設業は、最古の伝統を誇る産業の一つ
日本では、法隆寺(奈良県)が世界最古の木造建築(607年建立)として知られており、当時の“匠の技”がいかに優れていたかを物語っている。ちなみに、法隆寺の造営に携わった金剛組(大阪府)は、聖徳太子が百済から招いた宮大工が578年に創業した建設会社。世界最古の企業と言われている。
建設業は、住宅やビル、店舗、工場、道路、空港、ダム、水道、トンネル、橋など、ありとあらゆる建造物を作る仕事だが、大きくは土木工事業、建設工事業の二つに分けられる。土木工事業は、道路や水道の整備、宅地造成といった社会インフラの構築を担う。一方、建築工事業は、そうした社会インフラを基礎として、一戸建て住宅やマンションといった居住用建物、ビルや工場といった事業用建物を建てる。
建設の仕事は、さまざまな技術者、職人が集まって、力を合わせて行う。そのため、建設業は重層的な産業構造になっているのも特徴だ。
日本の建設業界では、総合建設会社=ゼネラル・コントラクター(ゼネコン)が頂点に立っている。“建設会社”とはふつう、ゼネコンを指す。ゼネコンは、元請け業者として発注者(施主)から土木・建築工事を引き受け、設計・施工計画の立案、工程管理など工事全般を取り仕切る。
ただし、工事は自社では直接行わず、下請け業者に委託するのが一般的だ。ゼネコンと一口に言っても、国際的に事業展開しているスーパーゼネコンから、スーパーゼネコンの下請けもする地場ゼネコンまで、大小さまざまな企業がある。
ゼネコンの下請けとして、電気工事、空調設備工事、水道工事、機械設備工事などを請け負う設備会社(サブ・コントラクター)をはじめ、解体業、鳶・土工、舗装工事業、大工、左官、塗装業といった専門工事会社が、分業で工事に参加している。
また、建設業界には、埋め立て工事、港湾工事など海洋土木工事を行うマリン・コントラクター(マリコン)、ハウスメーカー、リフォーム会社、設計事務所、建設コンサルタントといった専門会社もある。
建設ラッシュを背景に第1~4位を中国勢が独占
建設業界の売上高世界ランキングは以下の通りだ。【次ページ】日本の建設会社の海外受注比率はわずか●●%
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