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- 2015/05/25 掲載
IoTでどう変わる?医療、運輸、シェアエコノミーの先進事例が示すビジネス革新
IoTはデジタルとフィジカルの境界を取り払う
IoTで、企業のビジネスはどのように変化していくのだろうか。
IoTの普及で、製造業はビジネスモデルの戦略的転換を求められる。単に製品を製造して販売すれば終わりという時代は過ぎ去った――。そう語るのは、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアやIoTソリューションを手掛ける米国PTCでプレジデント兼最高経営責任者(CEO)を務めるジェームズ E.ヘプルマン氏だ。
IoTに特化した自社コンファレンス「LiveWorx 2015」に登壇したヘプルマン氏は、IoTを「デジタルとフィジカル(物理)を連携させるもの」と指摘する。センサーやデバイスなどから収集されたデータは、リアルタイムで分析されデバイスにフィードバックされる。こうした情報のやり取りで、「新たなリアリティが生まれる」というのが同氏の見解である。
かねてから同社は、IoTが製造業にもたらすインパクトを「モノ(製品)を売って利益を得るモデルから、モノによるサービスを提供するモデルへと転換するものだ」と主張している。
どのように製品が利用されているかを、IoTで把握できるようになれば、故障の予兆やメンテナンスのタイミングもベンダー側で把握することができる。これにより、製品を提供するベンダーは、製品の販売後も顧客との継続的な関係性を維持できる。一方、顧客側の企業も製品購入の初期投資を抑えたり、トータルのメンテナンスコストを削減したりといった効果が期待できる。
ヘプルマン氏は、「IoTによってモノが“スマートコネクテッドプロダクト”になることで、デジタルとフィジカルの境界線がなくなる。データによって両方の世界がつながることで、デジタルの世界に現実(フィジカル)の“双子”がいるような状態になる」と指摘する。
【次ページ】医療、運輸、シェアエコノミー…各業種でIoT活用が進展中
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