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- 2015/05/11 掲載
ヤマダ電機がソフトバンクと提携しなければならなかったワケ
家電量販店最大手のヤマダ電機の業績が落ち込む中、ソフトバンクと手を組むことで復活への道筋は見えるのでしょうか。
振るわないヤマダ電機の業績
2014年4月に消費税率の引き上げが行われ、消費税増税前の駆け込み需要の反動で、上期は消費が大幅に減退。同じく、4月にWindows XPのサポートが終了するのに合わせたパソコンの買い替え需要も収まり、これらがダブルパンチで業績の悪化につながった形となっています。
前期は消費税増税前の駆け込み需要や、Windows XPのサポート終了前の駆け込み需要により業績が良かったことがあるので単純な比較は難しいのですが、前々期と比較してみても、売上高は2.2%のマイナス、経常利益は25.8%のマイナスと厳しい状況だったと言えるでしょう。
売上高の減少に人件費や店舗にかかるコスト削減は追いつかず、経常利益が大幅に減少。3月の月次IR情報からは冷蔵庫、洗濯機、エアコン、パソコン本体といった商品の販売不振に歯止めがかかっていない現状が明らかになりました。
【次ページ】ソフトバンクとの協業の意義
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