「TRIAS/TR-SaaS エコ&セーフティドライブベンチマークサービス」では、物流業者が自社のドライバーの運転技術を全国レベルで確認しながら、各ドライバーのレベルに応じて、よりエコで安全な運転に向けた指導や育成をきめ細かく行える。


　富士通九州システムズが開発した商用車の運行データを管理・分析するクラウドサービスを用いて、トランストロン製の無線通信機能付デジタルタコグラフで収集した全国の商用車の運行データを富士通のクラウド環境で集約・分析し、それらのデータをもとに、各ドライバーの運転技術をE&S指数で評価する。

　E&S指数は全国のプロドライバーの運行データをもとに策定しているため、ドライバーは自身の運転技術を全国レベルで評価できるようになる。

　これにより、会社ごとに実施しているドライバーコンテストなどに比べ、ドライバーのモチベーションが高まり、技術向上はもちろん、意識改革につなげていくことができるという。

　ドライバー個人はもちろん、営業所や会社単位で自社が保有するドライバーの運転技術を全国ランキングで確認できる。これにより、物流業者は、ドライバーや営業所の運転技術レベルに応じて、よりエコで安全かつ省エネな運転に向けた指導や教育をきめ細かく行えるため、ビジネス競争力を高めることが可能になり、荷主企業との信頼関係構築を実現するという。

　価格は1車両あたり月額300円、「TRIAS/TR-SaaS 基本サービス」、および「TRIAS/TR-SaaS エコ&セーフティドライブ評価サービス」の契約が必須となる。

　富士通では2015年度までに累計2万車両の販売を見込む。