• 2013/10/31 掲載

黒田精工、基幹システムを再構築 グローバル展開を加速

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中堅製造業の黒田精工は、グローバル基幹システムの再構築を決定した。オラクルの「JD Edwards EnterpriseOne」をビッグバンで導入し、2014年4月に稼働を開始する予定という。
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 黒田精工は、精密加工技術・精密計測技術を活かした、直動関連機器、精密金型製品などを手がける企業。「P&P」(精密化:Precisionと生産性向上:Productivity)を経営理念に、信頼性の高いボールねじや精密金型、工作機械、測定装置やゲージを提供している。

 昨今では医療分野などの新市場も開拓しているほか、2012年には英Avingtrans Industrial Productsを買収するなど、海外M&Aも実施している。

 同社は今後の同社のさらなる成長とグローバル展開を実現するため、基幹システムの再構築を決定したという。

 黒田精工では、新基幹システムの導入により、正確な経営判断を支援する経営基盤の構築、多様化する受注形態に対応できる柔軟な生産管理の仕組みの構築、原価と生産情報の可視化による収益性向上、グローバル対応による迅速な海外展開、の4つを目標に掲げた。

 新基幹システムは、会計、購買、販売、在庫、原価、製造など同社の基幹業務を網羅的に支援するビッグバンでの導入となる。

 黒田精工では従来、自社開発システムを長年運用していたが、今回の新基幹システムの再構築においては、すでに多数のベストプラクティスが実装されているパッケージ製品、製造業における導入実績や業務適合性の高さ、グローバル対応などが選定基準となった。

 これらの条件を満たし、また容易な運用管理や長期にわたり運用可能な点を評価し、日本オラクルの「JD Edwards EnterpriseOne」の採用を決定した。

 本システムの構築作業は、イデア・コンサルティングが担当し、2014年4月に稼働開始する予定となっている。

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