- 2013/06/10 掲載
日立製作所、拠点間で大容量データ交換「TWX-21グローバル大容量データ交換サービス」
本サービスの導入には、国際専用回線の新設や増強、あるいは特別なデータ圧縮装置の設置といった追加投資が不要なほか、クラウド型で提供するために、新たに運用のためのソフトウェアなどの購入は不要となる。日立によれば、これらにより、低コストで、高速かつ高信頼な大容量データの交換が可能になるという。
価格はオープン。本サービスの利便性や品質レベルを実際に体験できる1カ月の無料試行サービスを導入検討する法人企業向けに実施する。
製造業では近年、海外で展開する業務内容も、これまで主体だった製造業務だけでなく、設計から試作、販売、保守にまで拡大しており、これらの業務に必要な設計図面やマニュアルなど、さまざまな情報のやり取りにおいて、ギガバイト(GB)サイズの大容量データを高速かつセキュアに交換する必要性が高まっている。
しかし、グローバル展開においては、回線状況の悪化やトラフィックの増加により、転送遅延や転送失敗が発生するといった問題が生じる場合がある。そのため、大容量データの交換をするために、データを記録メディアに保存して輸送したり、メールで分割送信したりするなど時間と手間がかかり業務の妨げとなっていた。また、セキュリティの観点から、記録メディアの輸送途中での紛失・盗難のほかメールの盗聴などによるデータが漏えいすることを防ぐためにも、セキュアなデータ交換サービスが求められていた。
日立では本サービスを利用する対象業種と用途例について、下記のような利用方法を見込んでいる。
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