• 2013/04/26 掲載

サポート終了のXPから乗り換える! ビジネス向けモバイルPCのセキュリティ機能を徹底比較(5/7)

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セキュリティ機能比較(4)
データの消去/廃棄関連機能

 HDDに一度書き込まれたデータは、OS上から消去操作やフォーマット操作を行った段階では論理的に(ユーザーから見えなくして)「消去した」ことにしているにすぎないため、悪意ある第三者に利用されると、廃棄したPCから会社の機密情報や個人情報が読み出され、結果としてデータの流出につながってしまう。PCの廃棄時や譲渡時には、復旧ソフトなどを使っても読み取られないようデータを消去できるツールを利用し、消去する作業が必要だ。また、重要なファイルを扱う場合には、廃棄時だけでなく、その都度復元できないよう消去するシュレッダー機能も搭載しているとなお心強い。

画像
HP ProtectToolsには、ファイルを完全消去するシュレッド機能「File Sanitizer」を搭載している。シュレッドを行うタイミングの設定も指定できる。

 双方を備えているのはHP EliteBook 2170p Notebook PCのみ。これはもちろん5点だろう。NECのVersaPro Ultralite タイプVB、富士通のLIFEBOOK P772/FX、東芝のdynabook R732/Gは、廃棄用のデータ消去機能が用意されており、3点とした。デルのVostro 3360とレノボのLenovo ThinkPad Edge E130はどちらの機能も見当たらず、0点である。

データの消去/廃棄関連機能の比較表
機種名/項目Vostro 3360dynabook R732/GVersaPro Ultralite タイプVB
HDDデータ消去(全体消去)ハードディスクデータ消去機能(リカバリメニューに用意)HDD/SSDデータ消去(リカバリメニューに用意)
不要なデータの完全消去(シュレッド)
採点033
機種名/項目HP EliteBook 2170pLIFEBOOK P772/FXThinkPad Edge E130
HDDデータ消去(全体消去)UEFIセットアップで可能ハードディスクデータ消去機能(リカバリメニューに用意)
不要なデータの完全消去(シュレッド)HP ProtectTools(File Sanitizer)
採点530


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