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- 2010/12/24 掲載
ビジネス向け15.6インチノートPCの「本当に気になるポイント」を徹底比較!
デスクトップPCからのリプレイスに最適な15.6インチノートPC
ビジネスで使うパソコンの場合、省スペース性は非常に重要な要素だ。オフィスのスペースは限られており、パソコンが小さくなればそれだけ人間やほかの機材に使えるスペースに余裕ができるし、使用ブロックごとに賃料が発生するような契約のオフィスであれば、直接的なコスト削減につなげることもできる。いずれにしろ、まったく同じ作業効率をもたらすのであれば、小さいほど良いはずである。そして、省スペースを突き詰めると、やはりノートPCにたどり着く。本体とディスプレイ、キーボードと別々のコンポーネントになっており、設置場所も大きくとるデスクトップPCから、ノートPCへと置き換えることはオフィスの省スペース化において実に有効な手段と言える。
もっとも、ノートPCといってもさまざまなジャンルがある。省スペース性ばかりを優先するわけにはいかない事情もある。なぜなら、パソコンの省スペース性と作業効率は必ずしも両立しないからだ。小ささだけを優先してしまうと、どうしてもパソコンの性能、機能、使いやすさといった部分が犠牲になってしまい、作業効率が低下してしまう。それでは本末転倒である。要するに、省スペース性と性能や機能のバランスのとれていることが重要であるということだ。
上記を念頭においてノートPCのラインナップを見渡してみると、デスクトップPCからの置き換えにちょうどよいサイズ、性能、機能を持ったジャンルとして浮上してくるのが、15インチクラスの液晶パネルを搭載したノートPCだ。15インチあれば画面が小さ過ぎて見にくいということはほとんどないし、キーボードも広く確保できる。PCの性能や機能、使いやすさを確保しつつ、デスクトップPCに比べて格段に場所を取らない省スペース性を兼備。さらに、会議や長期出張の際にはすっと別の部屋や外に持ち出して使うこともできる使い勝手の良さを兼ね備えてた「ビジネス標準」のノートPCといえる。
国内メーカー2社+海外メーカー2社の製品を比較検証
今回は、15インチクラスの中でも主流サイズの15.6インチの液晶ディスプレイを搭載した各メーカーのビジネスノートPCを集め、比較を行なった。取り上げる製品は、Vostro 3500(デル)、HP ProBook 4520s Notebook PC(日本HP)、VersaPro J タイプVD VJ26M/D-B(日本電気、以下、NEC)、LIFEBOOK A550/B(富士通)の4製品である。いずれも世界的によく知られた大手メーカーの製品である。比較項目については、まず基本性能(パフォーマンスとサイズ)を取り上げる。どの製品もスペックをある程度BTOで選択できるため、単純な性能の優劣は重視しないが、スペックと実際のパフォーマンスの関係を見る上でも実測の結果を確認しておいたほうがよいだろう。そのほか、見やすさが業務の作業効率に直結する「液晶ディスプレイ」、使い勝手を左右する「インターフェイス」、データやレポートの入力に欠かせない「キーボード」、システム管理者の利便性やセキュリティ面を左右する「BIOS」の5項目を取り上げる。
チェックポイント 1 | 基本性能(サイズとパフォーマンス) |
チェックポイント 2 | 液晶ディスプレイ |
チェックポイント 3 | インターフェイス |
チェックポイント 4 | キーボード |
チェックポイント 5 | BIOS |
総合評価 | 本当に気になるポイントを押さえた製品は? コラム■より高いセキュリティを求めるなら「6550b」も! |
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