- 2012/08/06 掲載
構造化データ管理ソフトウェア市場予測:ビッグデータ注目で利用が拡大、DWH構築でデータ統合/アクセスソフトウェアが好調
2011年の国内SDMS市場規模の内訳を見ると、リレーショナルデータベース管理ソフトウェア(RDBMS)は前年比成長率2.2%、市場規模は1,630億6,200万円だった。RDBMSはSDMS市場の約79%を占める主要市場。
同市場は、東日本大震災の影響によって全般的には投資抑制傾向が強まった。特に国公立大学/研究機関では仕訳対象となり、RDBMSの採用が延期になるなど大きな影響を受け、市場が縮小したという。同様に電力関連、大企業の製造業も投資抑制傾向が顕著となったが、データセンターや通信キャリア、インターネット通販、ソーシャル/インターネットゲーム産業などではインフラ増強に伴うRDBMSの支出が拡大した。また、中堅企業を中心にデータウェアハウスの構築機運が高まり、中堅市場も堅調に推移した。
2011年の国内SDMS市場で最も前年比成長率が高いのは、データ統合/アクセスソフトウェア市場で6.1%、市場規模は159億2,700万円だった。データ統合/アクセスソフトウェア市場は、大企業のデータベース統合や、大規模データウェアハウス構築案件が好調だった。また、中堅/中小企業向けもデータウェアハウス構築機運の高まりによって好調に推移した。
2012年のSDMS市場は2,129億9,500万円、前年比成長率は3.0%で堅調に推移するとIDCでは予測しています。また、その中でもデータ統合/アクセスソフトウェアは2011年に引き続き好調に推移し、前年比成長率は4.6%と、SDMS市場全体の前年比成長率を上回る伸びを示すという。国内SDMS市場は、2011年~2016年のCAGR 3.2%で推移し、2016年の市場規模は2,425億3,700万円になると予測した。
「ビッグデータの活用が注目される中、国内SDMS市場は、大量データの高速処理、クラウド技術の採用とサービスの利用、分散高速処理など採用形態が多様化し、適材適所で利用されるようになる。多様なソリューションが競争力を左右する中で、ベンダー間の合従連衡や企業買収、オープンソースソフトウェアエコシステムによる多角的なポートフォリオの実現の動きが加速するであろう」(IDC Japan ソフトウェア&セキュリティ グループマネージャー 赤城 知子氏)
今回の発表はIDCが発行したレポート「国内構造化データ管理ソフトウェア市場 2011年の分析と2012年~2016年の予測」(J12310104)にその詳細が報告されている。
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