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- 2023/07/24 掲載
1つでも当てはまれば「チーム崩壊」秒読み、チームがうまく回らなくなる4つの原因
チーム崩壊の最大原因は「リーダーの不在」
チームで取り組むプロジェクトを失敗に至らしめる最大の原因は「リーダーの不在」です。リーダーとはすなわち「決断する人」でありチームの責任を負うべき存在です。リーダー不在のチームは社長を立てない会社と同じです。表面上はリーダーの肩書があっても「決断できない」「みんなで決めたから責任は全員にある」という状態は危険です。本来決断をすべきリーダーが不在の場合、全会一致や多数決を採用することになりますが、全会一致では決断に時間がかかり過ぎますし、多数決だと誰かが妥協を余儀なくされます。仮に、多数決によって決まった判断が失敗につながったとしたら、賛成票を投じたメンバーのみならず反対に回った社員も含め全員が責任を問われるでしょう。反対していたメンバーからすれば、「なぜ私まで責任を負わなければいけないのか」と不満を抱くことになります。この不満が、チーム崩壊の引き金になるかもしれません。
価値観が極めて近い社員だけが集まったチームなら話し合いがスムーズに進む可能性もありますが、そんなケースはまれでしょう。
チームの規模に関係なく、組織には責任を持って決断を下すトップが欠かせません。そして、チーム全体の失敗の責任はリーダーが負い、メンバーはチーム内で定められた自らの役割に対して責任を負う。これが正しい姿です。
リーダーは原則1人、サポート上司のNG行動がチームを狂わす
また、大原則としてリーダーは必ず1人にしてください。たとえば、経験を積ませる目的で管理職候補の社員をリーダーとするチームが始動し、そこへ上司がサポート役として参加する場合を考えてみましょう。このときにありがちなのは、メンバーがリーダーではなくサポート役であるはずの上司に指示を仰いでしまうことや、上司がリーダーを差し置いて余計な指示をし始めてしまうことです。
これでは責任者が2人いる状態となり、チームがうまく機能しなくなります。上司を含め、メンバー全員がリーダーの指示に従わねばなりません。そのうえで、上司はリーダーからの求めに応じて適宜リーダーに必要な情報を提供してください。上司がサポート役として参加する場合は役割を明確にしましょう。 【次ページ】あなたのチームは大丈夫?「チーム崩壊を招く原因」残り3つ
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