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  • 2016/06/18 掲載

夫婦関係に自信がない? 「旦那様取扱説明書」で離婚危機を回避せよ

マイハピネス カウンセラー 河村 陽子氏インタビュー

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6月といえば、「ジューン・ブライド」などといわれ、結婚式を挙げるのに人気のシーズンだ。しかし、結婚生活が破綻し、離婚に至るケースは少なくない。厚生労働省のデータによると平成26年の婚姻数は64万3749組で離婚数は22万2107組。結婚していくカップルの傍らで、その3分の1の数のカップルが離婚していることになる。幸せな結婚生活を続けていくには、何をすればよいのか。ネットやブログを活用し、夫婦問題を解決する手助けをしてきた夫婦問題相談室マイハピネス カウンセラーの河村 陽子氏に聞いた。
執筆:中森 勇人
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夫婦間の問題を解決する「トリセツ」とは

夫婦関係を修復する「トリセツ」という商品

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夫婦問題相談室マイハピネス
カウンセラー
河村 陽子氏
「100組の夫婦がいたら、100通りの夫婦問題解決方法があります」、こう語る河村氏は日本で初となる「旦那様取扱説明書」の発案者だ。

「旦那様取扱説明書」は、夫の生年月日をもとに、生まれつきの個性や本質、行動パターンなどを解析。言葉遣いやコミュニケーションのとり方、好みのプレゼントや逆鱗に触れるNGワードなどを解説するものだ。

 この「旦那様取扱説明書」が夫婦問題相談室マイハピネスの主力商品であるわけだが、リクエストに応じて「奥様取扱説明書」も作成しているという(以下、「旦那様取扱説明書」「奥様取扱説明書」を合わせて「トリセツ」とする)。「トリセツ」は1部PDF10ページほど。1人ひとりに合わせて作成する。

「旦那様取扱説明書」はインターネットやスマホから作成のエントリーができる。ネットを活用することで実現した15,000円(45分の電話フォロー付)という価格も手が届きやすい(「奥様取扱説明書」は別途相談)。

「トリセツ」の内容は統計学と心理学に基づいており、パートナーの性格の本質、パートナーの取扱いポイント、30代以降に強く出る生き方の特徴、思考や行動のパターン、パートナーの褒め方が解説されている。さらに、パートナーが自身の周期の中で今どんなところにいるのかも分析。そこから問題の傾向と対策を導き出し、夫婦円満へのアプローチを手助けする。

 河村氏自身も7年間に及ぶ夫の不倫に悩み、カウンセリングを受けたことから家族相談連盟認定カウンセラーとなり、ブログやメルマガを駆使してカウンセリングを行っている。

「トリセツ」を導入した例

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パートナーの表面的性格、意思決定の傾向、生き方の特徴、思考や行動のパターン、パートナーの褒め方などが解説されている「トリセツ」。

 実際にトリセツを使って問題を解決できたケースを河村氏に紹介してもらった。

 結婚5年目の女性。子供は2人。夫との会話がかみ合わず、会話をすることが時間の無駄と感じるようになっていったのだという。

「子育てで忙しいときに旦那様の話が長くて奥様はいつもそっけない返事か、無視をしていたそうです。そんな時、旦那様の浮気が発覚。奥様は途方に暮れ、旦那様との会話の仕方さえもわからず不安で泣いてばかりの日々でした。『旦那様取扱説明書』を読まれたとき『え?こんな旦那だっけ?』と思ったそうです。本当に子育てで忙しかったのでしょう。旦那様は子育てを手伝わないのではなく、手伝い方がわからなかっただけ。そして、せっかく子育てを手伝おうと話かけてみたけど、奥さんはいつも会話を途中で切っていたのです」(河村氏)

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 そこで、「旦那様取扱説明書」を参考に夫の会話のクセや、夫が言われて嬉しい言葉や言われていやな言葉などに気を付けた。すると、少しずつ夫の言葉が増えていき、今では一緒に映画館にいったり、会社の帰りにケーキを買ってきたりしてくれるという。浮気問題も解決。家族円満になったという。

 他にも、家庭内別居になって3年の結婚10年目の女性の場合。家庭内別居になった原因はセックスレスだった。

「仕事と子育て家事に忙しかったので、旦那様のお誘いを3回断ったころから、旦那様との会話がなくなっていったそうです。ついには顔さえみない日々が続いていました。女性の影が分かったときに、どうにかしないと離婚になってしまうと『旦那様取扱説明書』を申し込まれました」(河村氏)

 その女性が「旦那様取扱説明書」を手にしたとき、とても後悔したことがあったという。それは、夫への対応が、理想と全く逆だったということ。自分の価値観を夫に押しつけ、言うことに反対する。そして夫婦喧嘩に発展していたという。

 女性がそこに気づくと、夫婦の会話が増えていったという。昔は夫との会話にイライラしていた女性だが、話し方や接し方を変えてみると、夫も変化し、今では子供が会話に入れないくらい夫婦の会話が弾んでいるという。

【次ページ】忙しいビジネスパーソンでもできるパートナーを大切にする工夫
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