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- 2016/02/05 掲載
ドローン活用元年、始まる。宅配、監視、防災まで広がる自治体の活用トレンド
国内市場規模は2030年に1,000億円以上
ドローンとはGPS(全地球測位システム)を搭載し、コンピューター制御で自律飛行する小型無人機を指す。人間の無線操縦で飛行するラジコンヘリとの違いは、自律飛行できるかどうかにある。もともとは米国で軍事用として開発が進み、イラク戦争にも投入された。ドローン業界の世界3強とされるのが、米国の3D Robitics社、フランスのParrot社、中国のDJI社。このほか、米国のアマゾン社、CNN社、ドイツのテレコム社なども乗り出してきた。日本企業もここ1、2年で参入が急増している。
米国の国際無人機協会によると、ドローンの市場規模は2025年までに米国だけで820億ドル(約10兆円)になり、10万人以上の雇用を生むと予測している。日経BPクリーンテック研究所(東京)の推計では、国内の業務用市場は2015年で約30億円だが、2030年には1,000億円を超すという。
幕張新都心で宅配サービスが開始、今治市は橋の保守点検に活用意欲を見せる
さらに、幕張地区の薬局からマンションのベランダに、ドローンを使って薬や日用品を配達する計画もある。ドローンは航空法で人口密集地帯の飛行を禁止され、目視で飛行監視することが求められているが、これらの規制を緩める。
広島県と今治市はドローンを本州四国連絡道路のしまなみ海道(西瀬戸自動車道)保守点検に活用する計画だ。しまなみ海道は来島海峡大橋、大三島橋、新尾道大橋など海峡にかかる合計7本の橋がある。
これまでは管理する本州四国連絡高速道路会社(神戸市)が主に目視で保守点検していたが、ドローンを使えば手間と時間を大幅に削減できる。今治市企画課は「市内には保守点検が必要な橋が他にもある。それらの点検にもドローンを活用したい」と期待を込める。
【次ページ】地方自治体のドローン活用と法整備
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