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- 2016/01/05 掲載
「地方創生学部」開設ラッシュ、学生による「地方の苦境打開」へ期待が集まる理由
愛媛大学、宮崎大学、福井大学など
愛媛大に「社会共創学部」登場
文部科学省によると、2016年春に設置される国立大の地方創生関係学部は、愛媛県松山市の愛媛大社会共創学部、宮崎県宮崎市の宮崎大地域資源創成学部、栃木県宇都宮市の宇都宮大地域デザイン科学部、福井県福井市の福井大国際地域学部、佐賀県佐賀市の佐賀大芸術地域デザイン学部。このほか、静岡県静岡市の静岡大は学部横断教育プログラムとして地域創造学環を設ける。2016年春に新設される主な地方創生型学部 | ||
大学 | 学部 | 入学定員(人) |
(国立) | ||
宇都宮大 | 地域デザイン科学部 | 140 |
福井大 | 国際地域学部 | 60 |
愛媛大 | 社会共創学部 | 180 |
佐賀大 | 芸術地域デザイン学部 | 110 |
宮崎大 | 地域資源創成学部 | 90 |
(私立) | ||
大正大 | 地域創生学部 | 100 |
(出典:文部科学省) |
各学科の下には、「海洋生産科学コース」、「事業創造コース」、「農山漁村マネジメントコース」など2~3のコースを置く。フィールドワークを重視しており、海洋生産科学コースの学生は、水産業が盛んな南予地方で就業体験を予定している。
愛媛県は海と山の幸に恵まれた土地だが、若者の県外流出による人口減少と地域経済の低迷に悩まされている。学部設置準備室長を兼ねる西村勝志法文学部長(会計学)は「優秀な若者の流出を防ぎ、地域を牽引する人材養成が新学部の狙い。バラエティに富む愛媛の地域資源を活用し、地域活性化に貢献したい」と狙いを語る。
地場産業振興に学生が挑戦
宮崎大地域資源創成学部は、入学定員90人。2年生の後期から新産業創出、地域創造、企業マネジメントの3コースに分かれ、地場産業の振興や地域資源の事業化などに学生が取り組むことにしている。
学部教員24人のうち、8人は民間企業で経営に携わってきた実務経験者を招く。持続可能な地域づくりに貢献できる人材を育成するため、行政や地域住民、民間企業と意見交換を重ねるとともに、宮崎県内でフィールドワークも進め、課題解決力も養う。
【次ページ】なぜ学生に期待できるのか
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