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- 2015/01/06 掲載
BI・DWHなど分析ツールのシェア・売上高比較調査、オラクルやSAPなどの寡占変わらず
IDC Japanでは国内BAソフトウェア市場を、5種類の中分類市場(DWHマネージメントプラットフォーム、BI/分析ツール、パフォーマンス管理/アナリティクスアプリケーション、位置/空間情報分析ツール、コンテンツ分析ツール)に分類しており、これらを含んだものと定義している。
国内主要BAソフトウェアベンダーの競争力分析結果によると、2013年の国内BAソフトウェア市場は、前年比7.7%増の1,621億1,600万円と好調に市場規模を拡大した。
同市場の内訳は、データ蓄積に関係するDWHマネージメントプラットフォームが同市場の39.8%を占め、蓄積データを活用するためのBI/分析ツールが28.9%、パフォーマンス管理/アナリティクスアプリケーションが25.4%となった。
この3種類の中分類市場が同市場の94.1%を構成しているため、これらの市場の売上規模が大きいベンダーがこの市場の主要ベンダーとなっているという。
同市場の2013年のシェアは、首位がオラクル(シェア24.1%)、2位がSAP(同14.0%)、3位がIBM(同11.1%)、4位がマイクロソフト(同9.2%)、5位がSAS(同6.0%)などとなった。この上位5社による国内BAソフトウェア市場の占有率に大きな変化は無いという。
IDCによれば、ビジネスアナリティクスに対する企業の関心は高まっており、今後も新たな技術や製品のリリースによってさらに用途が拡大することが期待できるという。そのため、この市場は2013年~2018年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)7.0%で推移し、2018年には2,272億7,900万円に達すると同社は予測した。
また企業の事業部門における利用も増加していることから、この市場を構成する主な3つの中分類市場の内、特にBI/分析ツールがCAGR8.5%と高い成長率で推移するほか、位置/空間情報分析ツールもCAGR9.1%で成長すると予測している。
しかし一方で、ビジネスアナリティクスに興味はあるが導入に至らない企業や、取り組みは行っているが新たな事業やイノベーション創出につながるような高度な分析に苦慮している企業の実態も見受けられるという。
そこで、今後の市場拡大に向け「第3のプラットフォームへITシステムの変化を促すため、顧客企業の業務内容とその課題を見つけること、そこから段階的に顧客の業務改革を実現する中長期のビジネスアナリティクス提案を行い、国内企業での導入率を向上させるために多様な活用事例を日本語化されたツールで提供することが重要である」とIDC Japan ソフトウェア&セキュリティ マーケットアナリストの もたい 洋子氏は述べている。
今回の発表はIDCが発行したレポート「2014年 国内主要BAソフトウェアベンダーの競争力分析」(J14340107)にその詳細が報告されている。
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