- 2013/09/24 掲載
東芝、風力発電事業に参入 シグマパワージャネックスを設立
「シグマパワージャネックス」は、福岡市中央区に、資本金4億9,000万円で設立する。社長には現・東芝 電力システム社 火力・水力事業部 事業部長の石井八弥氏が就任する予定。
同社はジャネックス社が保有する長島黒ノ瀬戸風力発電所(鹿児島県)および新上五島ホエールズウィンドシステム(長崎県)の2ヶ所の発電所の運営を継承し、風力発電事業を行う。
現在、新長島(鹿児島県)にも発電所を建設準備中で2014年度に運転開始を予定しているほか、将来的には東北・中国・四国地区などで4か所のウィンドファームの開発を計画しているという。
国内の風力発電事業は、再生可能エネルギーのひとつとして、環境アセスメントなど立地面での課題があるものの、FIT(固定価格買い取り制度)価格の確定により、今後の事業性の向上が期待されている。
東芝は、風力発電について韓国ユニスン社と資本提携し、これまで風車設備の開発、製造および販売を中心とした事業を進めていた。今回、事業会社に出資し、東芝グループとして風力発電事業を推進することで、再生可能エネルギーの普及を後押しするとともに、発電会社の運営を通じて得た知見を東芝の風車設備事業にフィードバックしていくことで、風車機器事業の拡大を図る考え。
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