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- 2023/09/30 掲載
中国のお金持ちの「若返り」が進むワケ、調査で判明“今どきお金持ち”の興味深い実態
中国富豪トップ10:9位ジャック・マー氏を超えた猛者たちは誰?
中国の調査企業「胡潤百富」(フールン)は、1999年から毎年、中国の長者番付を発表している。最新版である2022年版には、日本でも知られている人物の名前が登場する。最も有名なアリババの創業者ジャック・マー氏は意外にも9位。1位の鐘睒睒(チョン・サンサン)氏は、中国で有名なミネラル水「農夫山泉」などを販売する飲料トップメーカー「養生堂」の創業者。2位の張一鳴(ジャン・イーミン)氏は、TikTokなどを開発したバイトダンスの創業者だ。
その他、車載バッテリーで世界トップシェアの「CATL」、中国で最も利用されているメッセンジャーアプリ「WeChat」を軸にビジネス展開する「テンセント」、世界的ゲーム企業の「ネットイース」、大手家電メーカーの「美的集団(ミデア)」、世界進出中のEC「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」など日本でも名前を聞く大手企業の創業者の名前が並ぶ。
この中でも話題になっているのが、バイトダンスと拼多多の創業者だ。バイトダンスの張一鳴(ジャン・イーミン)氏はわずか39歳、拼多多の黄峥(ホワン・ジャン)氏も42歳という若さだ。
30代以下が4割超、若返る中国の富裕層
実際、コロナ禍の間に富裕層の若返りが急速に進んだ。フールンでは、可処分資産600万元(約1.2億円)以上ある家庭を富裕家庭と定義している。これは不動産資産を含まない、現金やすぐに現金化ができる資産のことで、金融資産とほぼ同じ意味だ。野村総合研究所(NRI)では金融資産1億円以上の世帯を「富裕層」と定義をした調査を実施している。ほぼ同じ基準であるため、後ほど日中の富裕層の比較をしてみたい。
フールンでは、さらに1,000万元(約2億円)以上を高富裕家庭、1億元(約20億円)以上を超富裕家庭、3,000万ドル(約42億円)以上を国際富裕家庭と分類をしている。
この富裕家庭の代表者の年齢分布を2019年と2021年で比較すると、30代以下が増加し、40代以上が減少している。コロナ禍の間に中国の富裕層は若返りをしたことがわかる。
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