記事 運輸業・郵便業 なぜJR東日本は勝てない? 最強の鉄道会社「JR東海」の利益率が高い“納得の理由” なぜJR東日本は勝てない? 最強の鉄道会社「JR東海」の利益率が高い“納得の理由” 2024/12/11 21 鉄道業界の中で、路線延長や従業員数の数値でトップにあるのはJR東日本である。それゆえに日本を代表する鉄道会社と言って良い。そんなJR東日本でも勝てない鉄道会社がある。それがJR東海だ。JR東海は、多角化経営に力を注ぐJR東日本や、沿線ビジネスを成立させた東急電鉄、都市交通の第1人者・東京メトロを上回る強さを持っているのだ。業界内で「最強」になれた理由は何か。ほかの鉄道会社と、ビジネス面では何が違うのか。
記事 運輸業・郵便業 南海・阪急阪神・近鉄の“ある共通点”とは? 関西私鉄の「儲ける経営」の最新事情 南海・阪急阪神・近鉄の“ある共通点”とは? 関西私鉄の「儲ける経営」の最新事情 2024/11/18 29 南海電気鉄道が、2026年4月に鉄道事業を分社化すると発表した。「本業」である鉄道事業を分社化するとはどういうことか、と思う人も多いかもしれない。しかし、本社を持株会社化したり、経営統括部門だけを残して事業会社を子会社化するケースは、私鉄にはよく見られる。世間一般で「鉄道会社」として扱われる会社は、実は総合企業体であり、さまざまな事業を複合的に組み合わせて企業活動を行っているところが多い。そもそもなぜ、鉄道会社は鉄道事業の分社化を進めたり、複数の事業を展開するのか。南海電気鉄道のビジネスモデルをひも解きながら解説したい。
記事 運輸業・郵便業 “物流を変える”注目の「荷物新幹線」、JR東日本が開発予定?鉄道各社が注力するワケ “物流を変える”注目の「荷物新幹線」、JR東日本が開発予定?鉄道各社が注力するワケ 2024/10/23 21 JR東日本は、新幹線での荷物輸送専用車両の開発を進めている。1編成につき2両ほどを荷物専用とする「貨客混載」方式よりも効率的に荷物を運べるようにする狙いだ。新幹線を運行している各社では、速達性を活かした新たなビジネスとして荷物輸送に注力しており、物流業界の人手不足対策だけでなく、新幹線ならではの迅速な輸送手段としても注目されている。では、各社が提供するサービスにはどのようなものがあるのだろうか。今後の輸送サービスの発展性、さらには解決すべき課題について解説する。
記事 運輸業・郵便業 東京メトロの上場で注目される「鉄道一筋」経営、JRや東急のビジネスモデルと徹底比較 東京メトロの上場で注目される「鉄道一筋」経営、JRや東急のビジネスモデルと徹底比較 2024/09/19 東京メトロが2024年10月下旬に上場すると報じられている。同社は2004年に民営化され、現在は非上場企業だが、以前から上場計画が進められており、今回その流れに沿って上場することになるという。上場にあたり注目すべき点は、東京メトロのビジネスモデルだろう。多くの鉄道会社は運輸業(バスや陸運事業も含む)に加え、多角的な事業展開を通じて収益を上げているが、同社は鉄道事業を主軸としている点で、鉄道会社としては珍しい特徴を持っている。今回は、JR東日本や東急との比較を通じて、東京メトロの独自のビジネスモデルについて解説する。
記事 運輸業・郵便業 「廃止説」流れるも人気が続く「青春18きっぷ」、JRが販売し続ける“あるメリット” 「廃止説」流れるも人気が続く「青春18きっぷ」、JRが販売し続ける“あるメリット” 2024/08/28 春・夏・冬の長期休暇中に発売される「青春18きっぷ」は、廃止の噂が流れることは多くとも、現在も販売が続いている。国鉄時代から存続しているこのきっぷは、普通列車の運行形態や列車ダイヤ、JRの企業としてのあり方が変化を続けても、その販売が途絶えることはなかった。2024年の夏も、発売直前に廃止の噂が流れたが、最終的には発売された。なぜ、青春18きっぷは長きにわたり販売され続けているのだろうか。
記事 運輸業・郵便業 JRの「えきねっと」と「エクスプレス予約」は何が違う? 本当に「使いにくい」のか? JRの「えきねっと」と「エクスプレス予約」は何が違う? 本当に「使いにくい」のか? 2024/08/06 1 新幹線のチケットレスサービスは、主にJR東日本の「えきねっと」とJR東海の「エクスプレス予約」の2つに分かれている。これらのサービスは、それぞれ異なるビジネス戦略に基づいて設計されており、システムや提供する利便性が異なる。この2つに集約された新幹線のチケットレスサービスの相違点を踏まえた上で、あるべき鉄道のネット予約システムはどのようなものなのかを考えたい。その上で、「使いにくい」とされているネット予約システムの改善策についても示していく。
記事 運輸業・郵便業 「みどりの窓口廃止」が招いた大混乱、デジタル戦略の裏に潜むJR東日本の“ある誤算” 「みどりの窓口廃止」が招いた大混乱、デジタル戦略の裏に潜むJR東日本の“ある誤算” 2024/06/25 「みどりの窓口」にできる長い行列が問題になっている。JR東日本では、「みどりの窓口」を次々と廃止し、指定席は「えきねっと」、定期券は「モバイルSuica」を使用することを呼びかけるものの、うまくいってはいない。JR東日本は企業戦略としてインターネット使用やモバイル強化を掲げているが、鉄道利用者を置き去りにして押し進めている。企業の方針第一の戦略は、時として利用者の反発を招くが、鉄道ビジネスで利用者にどう向き合うかのケーススタディーとなり得るのがこの問題だ。
記事 決済・キャッシュレス JR・私鉄・地下鉄各社が「ポイ活」を進めるワケ、“使いたくなる”鉄道サービスとは JR・私鉄・地下鉄各社が「ポイ活」を進めるワケ、“使いたくなる”鉄道サービスとは 2024/05/27 交通系ICカードの普及、それと関連するクレジットカードのサービスにより、「鉄道」と「ポイント」は強い結びつきを持つようになった。鉄道の乗車距離や、特急券などの購入時の利用金額だけではなく、駅ナカでのお店での商品購入、また鉄道会社系列店舗でのポイント付与も充実している。「dポイント」「楽天ポイント」など共通ポイントの競争が激しくなる中で、鉄道系ポイントは利用者が習慣的に同じサービスを利用するという性質で存在感を高めている。そうした鉄道のポイント戦国時代における、各社戦略について見ていこう。
記事 決済・キャッシュレス SuicaやPASMOがあるのに? 鉄道の「キャッシュレス・チケットレス」が複雑化するワケ SuicaやPASMOがあるのに? 鉄道の「キャッシュレス・チケットレス」が複雑化するワケ 2024/04/25 交通系ICカードは、キャッシュレス・チケットレスの王者として鉄道のみならず、さまざまな支払いシーンにおいて君臨している。しかし、現在、鉄道の自動改札機では複数の決済手段に対応しようとする動きが進みつつある。QRコード決済やクレジットカードのタッチ決済といった決済手段が、新たに取り入れられつつあるのだ。日本人にとって交通系ICカードの利用が不便に感じる場面は少ないが、なぜほかの決済手段も増えてきているのだろうか? QRコードやクレジットカードなどの「タッチ決済」を改札機に導入するメリットとは。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 物流革新緊急パッケージとは何かをわかりやすく解説、置き配だけでない大注目の13施策 物流革新緊急パッケージとは何かをわかりやすく解説、置き配だけでない大注目の13施策 2023/11/28 佐々運(株) 輸送管理 佐々木淳 有名無実と化している標準的な運賃の廃止および法定最低運賃の導入が、最もドライバー不足対策に実効性があると思われるのですが、どうして物流改革の政策会議で俎上にのらないのでしょうか。物流の2024年問題の本質がドライバー不足なのだから、ドライバーの待遇改善を軸に考えないと何をやっても空回りになると思います。
記事 運輸業・郵便業 【2023年版】ボーイングVSエアバス受注競争、貢献した印インディゴCEOが語る 【2023年版】ボーイングVSエアバス受注競争、貢献した印インディゴCEOが語る 2023/08/01 毎年の航空ショーで、世界の2大民間航空機メーカーのエアバス対ボーイングは激しい受注競争を繰り広げる。コロナ前はショーの会期後に合計受注数を披露したものだが、コロナ禍で疲弊した航空会社は持続可能な経営にかじを切ることとなり、メーカーもことさら数を追い求めることはしなくなった。その方針を評価しつつ、本稿では2大メーカーの動きとともに、今年過去最大級の発注をしたインドの航空会社「インディゴ」を追った。
記事 運輸業・郵便業 日本の「空飛ぶクルマ」が世界的に評価される理由、スカイドライブCEOに聞く展望 日本の「空飛ぶクルマ」が世界的に評価される理由、スカイドライブCEOに聞く展望 2023/07/25 2 2025年大阪・関西万博の開催を機に運用される、空飛ぶクルマと称する移動体の開発が急ピッチで進む。日本ではどのような企業が運用予定なのだろうか。また、世界的に評価される理由はどこにあるのだろうか。日本で唯一空飛ぶクルマの開発製造を行う「スカイドライブ」CEOへの取材・世界のライバル企業の動きを交えながら、パリ航空ショー会場で考察する。
記事 運輸業・郵便業 米・ブーム(BOOM)の「超音速旅客機」の野望、マッハ1.7で飛ぶ 航空業界に新たな風 米・ブーム(BOOM)の「超音速旅客機」の野望、マッハ1.7で飛ぶ 航空業界に新たな風 2023/07/19 2003年、チャーター便での事故をきっかけにその役目を終えた「超音速旅客機」。ここにきて米国の主導で改めて実現しようという動きが進んでいる。そのプロジェクトをけん引するのが、BOOM TECHNOLOGY(以下、呼称のブーム・スーパーソニック)。同社には、どのような計画と成功方程式があるのだろうか。
記事 運輸業・郵便業 日本がとん挫した「航空機製造」で中国が存在感、ボーイング・エアバスの対抗馬になりうるか? 日本がとん挫した「航空機製造」で中国が存在感、ボーイング・エアバスの対抗馬になりうるか? 2023/07/14 日本ではリージョナルジェットMSJ事業がとん挫する中、中国の航空機産業は完成機事業を成功させている。中国商用飛機(COMAC)がリージョナルジェットとなるARJ21に続き、ボーイング737、エアバスA320と競合するナローボディ機(単通路機)C919の定期商用飛行を開始したのだ。この先、世界の航空機メーカーの中で中国の存在感は高まるのだろうか。
記事 運輸業・郵便業 2023年世界航空会社ランキング 世界3位・部門3冠のANA 強さの理由 2023年世界航空会社ランキング 世界3位・部門3冠のANA 強さの理由 2023/07/10 パリ航空ショー会場、ル・ブルジェ空港内の航空宇宙博物館にて、英国の航空サービス調査機関SKYTRAXが主催する「ワールドエアラインアワード」の発表と表彰式が開催された。世界のエアラインが栄誉とする発表の舞台。ANAやJALが上位入賞を果たしたが、何が評価されたのだろうか。
記事 運輸業・郵便業 【独自】三菱重工 MHIRJ 山本CEOを直撃、再起なるか?「未来の航空事業像」 【独自】三菱重工 MHIRJ 山本CEOを直撃、再起なるか?「未来の航空事業像」 2023/07/04 1 コロナ禍前となる2018年、筆者の目の前でMRJ(三菱リージョナルジェット、その後三菱スペースジェットに改名)はファーンボロの空を華麗に飛行した。あれから5年、三菱重工を取り巻く環境は大きく変わった。順調に進めばローンチカスタマーのANAに引き渡されているはずだった機体は、試験飛行を行うアメリカで解体されてしまった。この先、三菱重工が手掛ける航空機事業の再起はあるのだろうか。パリ航空ショー会場で、三菱重工グループのMHI RJ AVIATION ULC.(以下MHIRJ)の 山本 博章CEOに直接話を聞いた。
記事 運輸業・郵便業 【パリ航空ショー現地レポ】空飛ぶクルマ、脱酸素、エアバス最新機…注目動向と独自取材 【パリ航空ショー現地レポ】空飛ぶクルマ、脱酸素、エアバス最新機…注目動向と独自取材 2023/06/23 2023年6月19日に開幕した世界最大規模の航空見本市、パリ航空ショー。筆者は開会前日に入り、準備段階から取材を開始した。ショーでは「脱炭素」が重視され、開発競争激化する空飛ぶクルマやエアバスの新機材など、さまざまな最新技術を見ることができた。現地よりレポートをお届けする。
記事 運輸業・郵便業 旅行需要“爆増”の航空業界、国際線が前年比3倍でも「まだ安心できない」納得理由 旅行需要“爆増”の航空業界、国際線が前年比3倍でも「まだ安心できない」納得理由 2023/06/23 コロナ禍から回復して旺盛な旅行需要が戻りつつある航空業界。その半面、出張といったビジネス利用による売上は、コロナ前に比べて25%ほど落ち込んだままだ。実は航空会社にとってビジネス客は、「利益の70%を生み出す貴重な存在」であることから、この落ち込みは大きな痛手となっている。ビジネス客による需要が戻るかどうかが、今後の航空業界を左右しそうだ。
記事 運輸業・郵便業 【パリ航空ショー】スペースジェット撤退 三菱重工、川重、IHI…注目の航空大手の動きは? 【パリ航空ショー】スペースジェット撤退 三菱重工、川重、IHI…注目の航空大手の動きは? 2023/06/16 2019年以来、およそ4年ぶりとなる「パリ・エアショー2023」がフランスで開催される。世界最大規模の航空ショーで日本はどのような出展を行うのだろうか。また、注目されるスペースジェット計画中止後の「三菱重工」、や大手「川崎重工」、「SUBARU」、「IHI」の動きとは?
記事 運輸業・郵便業 物流の2024年問題とは何かをわかりやすく図解、給料は減る? 課題や解決策なども解説 物流の2024年問題とは何かをわかりやすく図解、給料は減る? 課題や解決策なども解説 2023/06/08 4 鈴木大賀 2024年問題についてわかりやすくまとめられている
記事 運輸業・郵便業 コロナ禍でも“継続”成長した「あの航空会社」、ライバルはバス?ユニークな戦略 コロナ禍でも“継続”成長した「あの航空会社」、ライバルはバス?ユニークな戦略 2023/05/11 コロナ禍において世界中で国境は封鎖され、航空路線が消えたことから、航空会社はコロナ禍の影響を受けた業種として最大の注目を浴びた。数ある航空会社の中で、2021年の輸送力が2019年比で世界最大の落ち込みを記録したのは、日本にも乗り入れている香港のキャセイパシフィック航空だ。逆にコロナ禍前に比べコロナ後に輸送力を伸ばした航空会社があるとは想像すらできなかったのだが、実は地球の反対側にその航空会社はあった。両社の違いはどこにあるのだろうか。その差を比較した。
記事 災害対策(DR)・事業継続(BCP) 物が届かなくなる原因は「2024年問題」だけでない? 物流で備えるべき“最悪の脅威” 物が届かなくなる原因は「2024年問題」だけでない? 物流で備えるべき“最悪の脅威” 2023/05/01 物流は重要な社会インフラであり、物流が機能しなければ経済は成り立ちません。最近では人手不足をはじめとした2024年問題などから、物が届かなくなる未来も指摘されています。しかし災害の多い日本においては、地震や大雨、新型コロナのような感染症など、物流機能を止める脅威が多く存在しています。こうした有事の際でも、医薬品や食料など必要物資を届けなくてはなりません。そこで今回は、物流面のBCP策定に重要なポイントなどについて解説します。
記事 運輸業・郵便業 ヤマトとJALが「航空輸送」でタッグ 撤退続きの過去と何が違う?ヤマトに聞いた勝算 ヤマトとJALが「航空輸送」でタッグ 撤退続きの過去と何が違う?ヤマトに聞いた勝算 2023/04/24 ヤマトホールディングス(ヤマトHD)は、JALと提携し、国内路線で貨物専用機による輸送を2024年4月から開始することを発表した。これまで大手各社が貨物専用機による航空輸送事業に乗り出すも、すべてが2年足らずで失敗に終わっている。果たしてヤマトHDは、本取り組みのどこに勝算があると考えているのか。担当者に直撃した。
記事 流通・小売業界 アマゾン超え? 大都市で「ドローン配送」を実現、デリバリー企業「渾身の技術」が凄い アマゾン超え? 大都市で「ドローン配送」を実現、デリバリー企業「渾身の技術」が凄い 2023/04/12 アマゾンを筆頭に、各国で実証実験が進む「ドローン配送」。現時点では墜落の可能性などを考慮し、人口が少なく建物が密集していない地域が対象に選ばれることが多い。だが、中国トップのデリバリー企業である美団(メイトワン)は、「中国のシリコンバレー」とも呼ばれる深セン市という大都市でドローン配送を実現している。高層ビルが乱立する都市ではビルの窓ガラスが測位衛星の信号を乱反射してしまい、正確な測位ができないなど、難易度が格段に上がる状況で、なぜドローン配送ができるのだろうか。2017年11月から5年にわたって技術開発を続けてきた同社がたどり着いた答えとは。
記事 運輸業・郵便業 【業界激震】中国大手航空会社が輸送力世界1位 急成長の理由 日本に勝機は? 【業界激震】中国大手航空会社が輸送力世界1位 急成長の理由 日本に勝機は? 2023/03/22 コロナ禍で国際輸送網は大混乱となった。旅客輸送の航空機は、減便、供給スペースの取り合いに、海上は、職員の罹患(りかん)や急激な巣ごもり需要により輸送網が構築できなかった。そうした状況を経た今、最新の国際輸送力について航空と海上における日本の立ち位置を検証してみた。世界のGDPを見るとTOP3は米・中・日の順となるが、国際輸送力においてはどのような様相だろうか。
記事 運輸業・郵便業 罵倒に取引解消も…「働きたくなる会社」を目指した、ある運送2社の驚きの行動とは 罵倒に取引解消も…「働きたくなる会社」を目指した、ある運送2社の驚きの行動とは 2023/02/27 「良い運送会社の条件とは?」──この問いは実に悩ましい。企業の目的が利潤の追求である以上、赤字の運送会社が「良い運送会社」とはまず言えない。とは言え、顧客には良い顔をして利益を出しておきながら、その裏でトラックドライバーら従業員に「血の汗」、すなわち心身両面でのストレスを与えたり、あるいはコンプライアンス違反を行ったりしている「悪い運送会社」は多くいる。では、「顧客からも信頼され、ドライバーの待遇も良く、その上できちんと利益も出している」、そんな良い運送会社はあるのだろうか。
記事 運輸業・郵便業 「モノが届かない」ヤバい現実…物流の2024年問題で“もっと最悪”な事態が訪れる? 「モノが届かない」ヤバい現実…物流の2024年問題で“もっと最悪”な事態が訪れる? 2023/02/24 「Amazonで注文したものが予定どおり届かないよ!」。2022年11月末のブラックフライデーから年末年始にかけて、そのような不満をSNSに投稿する人が多く見受けられた。注文時に案内されたお届け予定日と実際の配達日が異なるという事象は、他のECサイトでも発生しているようだ。この背景には、「在庫を確保しても、輸送リソースを確保せずに販売してしまう」というECが抱える構造的な課題がある。なぜこうしたことが起こるのか。物流の2024年問題が1年後に迫る今、こうした構造的課題を根本的に解決していく必要がある。
記事 運輸業・郵便業 再配達で「年2億時間&1,000億円」がムダに…? それでも“タダ”が続くおかしな理由 再配達で「年2億時間&1,000億円」がムダに…? それでも“タダ”が続くおかしな理由 2023/01/25 「運送業なんて、もはやオワコンだよ…」。そんなSNS投稿を見ると心が痛い。たしかに、ドライバー不足や物流の2024年問題など、解決の気配もなく何年も経過していく現状を見れば、愚痴りたくもなる。諸問題の打開策として期待されるのは運賃の値上げだが、これまた改善の兆しがない。ECが活況を呈する今だからこそ、いっそ時間指定や再配達を有料化すれば良いと言う人もいる。しかし実は1990年代初頭、時間指定配送は有料であり、運送会社における収益改善の鍵であると期待されていた。なぜ無料になったのか、運送業界の現状を踏まえつつ解説する。
記事 流通・小売業界 効率化すると“激怒”される? ITベンダーにだまされている? 物流DXの不都合な真実 効率化すると“激怒”される? ITベンダーにだまされている? 物流DXの不都合な真実 2023/01/04 あらゆる産業でDXが進められる中、物流業界においては「進んでいる」とは言い難い。その要因の1つは、物流DXが関係企業にとって痛みを伴うからだ。さらに物流業界は、ITやデジタルに慣れ親しんでいない人が多い。このため、単なるデジタライゼーションを物流DXと偽称し、物流企業に取り入ろうとするベンダーが見受けられる。こういった不埒なベンダーの存在は、むしろ物流企業の競争力を低下させかねない。日本のインフラを維持させるためにも、今こそ物流DXについて見直すべきだろう。今回は物流業界の実情を解説しつつ、物流DXのあり方について考える。
記事 運輸業・郵便業 物流業界で需要急増の配車システム、「安い」が通用しない“独特すぎる”理由とは 物流業界で需要急増の配車システム、「安い」が通用しない“独特すぎる”理由とは 2022/12/09 昨今の物流業界は顧客ニーズの多様化により、かつてよりも難しい事業運営に迫られている。これに加え、深刻化する人材不足から大幅な効率化も求められている。こうした状況の中で、運送会社からのニーズが急激に高まっているのが配車システムだ。「配車」業務は、その精度や質のちょっとした差で業績を大きく左右する。運送ビジネスの大黒柱的な存在であり、6万社以上がひしめく運送業界を勝ち抜くために重要な役割を担っていると言えよう。本稿では、この配車システムについて注目ベンダーや市場動向を紹介しつつ、配車システムの差別化について考える。