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- 2015/12/24 掲載
「オモテナシ」思想のマーケティングツールができるまで
トライベック・ストラテジー 後藤社長インタビュー(前編)
すべての内定を蹴って、ソフトバンクに入社
――まずは、後藤様の経歴と御社の簡単なご紹介をお願いします。後藤氏:学生時代はサッカー少年でしたが、ビジネスにも興味があり、慶応義塾大学に進学しました。卒論のテーマは「ビジネスモデル特許」で、どんなビジネスモデルが申請されているのか、国内外のビジネスモデルの違いなどを調べました。
そのうちにグローバルで日本の存在感を示せる企業で働きたいという思いが募り、マスコミ、広告代理店、商社などを目指し、最後に出会ったのがソフトバンクです。
2000年当時、ソフトバンクにはブロードバンド事業も、携帯電話事業もなく、決して大企業ではありませんでした。しかし「孫正義大いに語る!!―ネット革命・新世紀への挑戦」(竹村健一著、1999/11、PHP研究所)という本を立ち読みして大きな衝撃を受けました。
当時は、今ほどインターネットの時代ではなかったのです。しかし、その頃から孫社長は「インターネットの時代が来る」と予見していて、グローバルで本気で戦う人だと感じました。まだ日本ではそんな企業はなかったし、世界に打って出るためにソフトバンクがよいと。孫さんの下で仕事をしたい、そういう思いで、すべての内定を蹴って、ソフトバンクに入社しました。
【次ページ】ソフトバンクとトライベック・ストラテジーでの挑戦の日々
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