ネスレ日本とクラウドワークスが提携　お菓子の新規開発プロジェクトを開始

　ネスレは、スイスのヴェヴェイに本社を置く世界最大の食品飲料会社。今回の発表は、日本法人のネスレ日本が、インターネットを通じて不特定多数の人々に業務をアウトソーシングするクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を通じて、「キットカット」をはじめとしたネスレのお菓子製品の新規開発プロジェクトを開始するというものだ。

　今回のプロジェクトでネスレは「お菓子の消費動向アンケート」、「商品アイデア募集」、「アイデアの具体化」など、創造性が求められる行程でクラウドソーシングを活用。ユーザーやクリエイターの声を集めながら商品開発プロジェクトを進めていく。

　第一弾としてお菓子の消費動向の調査を2014年11月20日より開始した。今後は募集結果等を加味しながら、商品アイデアを具現化するためのアイデア募集や形状・色・ネーミング案の募集などを順次展開していく。

　企業のクラウドソーシング利用の例では、サイボウズがクラウドソーシング事業を展開するランサーズと提携し、クラウドソーシングを活用して企業ロゴデザイン案を募るプロジェクトを行っており、今後も大企業のクラウドソーシング活用が進むと予想される。