- 2025/04/21 掲載
首都圏マンション、3月平均価格は2年ぶり1億円台=不動産経済研
Shinichi Uchida
[東京 21日 ロイター] - 不動産経済研究所が21日発表した2025年3月の首都圏(1都3県)新築分譲マンション市場動向によると、1戸当たりの平均価格は前年比37.5%上昇の1億0485万円と2カ月連続のプラスだった。1億円超えは、東京23区で大型・高額物件の発売があった23年3月(1億4360万円)以来で、単月では2回目となる。
東京23区は前年比19.7%上昇の1億4939万円。港区で「リビオタワー品川」が売り出された。23区以外は同21.3%上昇の6508万円、神奈川県は同14.6%上昇の6968万円、埼玉県は同24.2%上昇の6027万円だった。
首都圏の発売戸数は前年比9.8%減の2210戸。初月契約率は76.2%で昨年10月以来の70%超えとなった。4月の発売戸数は1500戸程度を見込んでいる。
24年度の首都圏発売は17.0%減の2万2239戸で、1973年度以降で最少の供給となった。平均価格は7.5%上昇の8135万円で4年連続で最高値を更新。労務費の上昇に加えて資材費や用地費も高騰した。東京23区の平均価格は1億1632万円で2年連続で1億円を超えた。
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