- 2014/10/08 掲載
2016年にはスマートフォンがPCを上回る、国内でモバイルファースト進展--IDC Japan
スマートフォン/タブレットの普及はプラットフォームの競合に大きな影響を与え、国内の2014年通期でのスマートフォン、タブレット、PCを合わせた出荷台数のOS別シェアは、iOSが約42%、Androidが約28%、Windowsなどその他のOSが約30%になると予測した。
PCが支配的であった状況から競争原理が変容し、ハードウェア/プラットフォームベンダー、サービスプロバイダーの中には、顧客獲得や顧客基盤を活用した事業成長機会を追求するため、従来の自社のコア事業領域外に進出して垂直統合的に顧客を囲い込もうとする取り組みが見られるという。
他方、スマートフォン/タブレットに搭載されるさまざまなセンサーやネットワークとの常時接続性は、ユーザー関連情報やユーザー自身がつくり出すコンテンツをクラウド、ビッグデータ、ソーシャル技術と結びつけ、新しい顧客価値と様々なビジネスモデルを創出する環境を生み出している。
IDC Japan PC,携帯端末&クライアントソリューション グループマネージャーの敷田 康氏は「モバイルの普及によるイノベーションの波は、ウェアラブル、家電、自動車等も巻き込みさまざまなソリューション領域に広がる。たとえばモバイルと結びついた健康管理プラットフォームは革新的で有望な事業領域だが、真に顧客が望むソリューションを提供するには、ベンダーはアナリティクスやソーシャル技術をフルに駆使する必要がある」とのコメントを発表している。
今回の発表はIDCが発行したレポート「2014年 国内モバイル/クライアントコンピューティング市場 プラットフォーム/サービス競合・技術の市場構造への影響分析」(J14170105)にその詳細が報告されている。
関連コンテンツ
PR
PR
PR