- 2014/07/08 掲載
新社名は「Eteris(エタリス)」、東京エレクトロンと米アプライドマテリアルズ統合で

新会社株の保有割合はAMAT株主が約7割、東京エレクトロン株主が約3割になる見込み。6月に開催された両社の株主総会では、東京エレクトロンにおいては議決権行使数の約95%、アプライド マテリアルズにおいては議決権行使数の約99%の賛成によって経営統合に関する議案が可決されていた。
エタリスでは、東京エレクトロンの代表取締役会長兼社長である東哲郎氏が会長に、AMATの社長兼CEOであるゲイリー・ディッカーソン氏がCEOに就任する。
東哲郎氏は「私たちが選んだ新社名は、東京エレクトロンとアプライド マテリアルズのこれまでの素晴らしい歴史を引き継ぐものであり、両社が単純に一つになる以上の意味をもっています。昨年の経営統合の発表時に、今回の統合は業界にとっても重要なステップであるということを申し上げましたが、Eterisは、人々の暮らしをより豊かにする技術革新を創出し、実現するという未来へのコミットメントを表しています」との声明を発表。
ゲイリー・ディッカーソン氏は、「Eterisは革新的かつ先進的で、そのロゴは拡大する将来性や革新と成長の時代の推進を象徴しています。経営統合の完了後は、新しい会社名およびミッションとビジョンのもと迅速に行動し、新会社における戦略の実行と価値の創造に注力してまいります」と述べている。
東京エレクトロンとAMATは長年競争関係にあったが、PC・スマートフォン・タブレットなどのモバイル機器の飛躍的な進歩や技術革新スピード、技術の複雑多様化、コスト要求の高まり、さらにオランダのASMLなどとの競争激化などもあって経営統合を決めていた。
新社名は、「お客さまと業界を前進させていく、私たちの革新的技術へ取り組む姿勢を表しています。Eterisは、世界にポジティブな影響を持続的に与えることを最も大切にします」としている。
東京エレクトロンとアプライド マテリアルズの経営統合は、各国における関係当局による審査を含む、経営統合契約に定められている各種の条件を満たすことを前提として、2014年後半に完了する見込み。
関連コンテンツ
PR
PR
PR