- 2012/12/20 掲載
東芝ソリューション、製造業の市場品質情報を統合管理する「PQTMeister」を発売
「PQTMeister 市場品質」は、出荷された自社製品で発生した不具合を早期にキャッチし、原因調査の依頼から回答までを統合的に管理することで「調査状況の見える化」や「過去における同様の不具合の検索」などの不具合対応に必要な機能を搭載したパッケージソリューション。
不具合原因は発生した不具合現象からは容易に判断できず、複数部門が並行して調査し、また調査回答に応じて別の調査依頼を行うため、非定型で複雑な依頼フローになる特性がある。
この特性に対して、独自の動的なワークフローエンジンを実装することで、従来のワークフロー製品では実装困難だった複雑な依頼フローへの対応を実現している。発生した不具合を早期に管理状態に置き、調査依頼の進捗管理機能、ワークフロー管理機能や同種不具合検索などの機能を利用することで、「原因の早期究明」、「対処の早期化」を支援する。
「PQTMeister トレーサビリティ」は、製品や部品をシリアルやロットという細かい単位で識別し、調達、製造、出荷など製造業における各工程での履歴情報を統合的に管理し、トレーサビリティに必要な機能をもつパッケージソリューション。
これらの機能を活用し、「影響範囲の特定」、不具合回収おける「対策コストの算定と削減」を実現する。
「PQTMeister」は、自動車メーカーや自動車部品メーカーにおけるシステム導入経験から生まれた東芝ソリューション自社製のパッケージ。要望に応じた標準機能への取り込みや、実運用に合わせた機能のカスタマイズ・アドオンへの対応が行えるという。
また、導入テンプレートがあらかじめ用意されているほか、ノンプログラミングによる画面作成機能「画面テーラリング機能」を標準搭載。日・英・中の3カ国語に対応する。
動作環境はOSがWindows、Linux、Solaris、データベースはOracle、DB2、PostgreSQLに対応している。
東芝ソリューションでは、自動車や自動車部品、精密機械や電子機器などの製造業の企業を中心に販売を行い、今後3年間で、市場品質管理ソリューションの分野で15億円の売上を目指す。
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