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- 2015/06/18 掲載
VMwareの仮想化ソフトウェア開発事例に学ぶ、変革を促す3つの開発アプローチ
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5000人以上のエンジニアを抱えるVMware
VMwareは、1998年にカリフォルニア州パロアルトの小さなオフィス“クラックハウス”から始まった。スタンフォード大学からスピンアウトした5人の仲間が、x86の仮想化技術をベースに「VMware Workstation」を開発。PCで動作するOS上に仮想マシンを作成し、そこでゲストOSとしてLinuxを動作させたり、Windowsを動作させることを可能にした。1つのプラットフォームで柔軟に複数のテスト環境が整えられたため、当初はテスターやデベロッパーから絶大な支持を受けた。
その後、エンタープライズ向けに「VMware ESX」が開発された。こちらはベアメタル型のハイパーバイザーで、VMware自体を動作させるホストOSが存在しない点が、前者のVMware Workstationとの違いであり、大きな特徴だ。専用のホストカーネルが直接ハードウェア上で動作し、仮想マシン環境を構成するため、信頼性が高く、データセンターなど大規模な用途に使われるようになった。
いまやVMwareといえば、仮想化技術のデファクトとして認知されるほど有名になった。17年前に、わずか5人から始まった同社は、売上46億ドルもの大企業となり、この分野では一人勝ちの状態だ。
「我々は1万5000人の従業員のうち5000人がエンジニアという技術者集団です。パロアルト、アトランタ、オースティン、ケンブリッジ、インド、北京、上海などにR&D拠点を構え、データセンターも複数のグローバル拠点で稼働しています」(スティーブン氏)
【次ページ】VMWareの変革を促す3つの開発アプローチ
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