- 2012/12/06 掲載
楽天、小売店向けスマホでのカード決済「楽天スマートペイ」開始 ペイパル対抗

電池内蔵の超小型のカードリーダーをiPhoneやAndroidスマートフォンのイヤホンジャックに取り付けることで、専用アプリからクレジットカード情報を暗号化して決済できる。
手書きのサインでの取引にも対応するほか、取引履歴の確認、取引の取り消し、レシートのメール送信機能なども行える。
また、管理画面では店舗情報の変更や取引履歴の確認、支店やユーザーの追加などがブラウザから操作できる。管理画面はPCからの利用を推奨している。
価格は初期費用が2,980円。アプリも含めて月額利用料は無料。決済時の手数料が4.9%かかる。対応カードはVisa、MasterCard、楽天カードの3種。
同分野では、小口決済大手のペイパルが同様のサービス「Paypal Here」を提供している。同サービスの手数料は5%で、楽天はこれに対抗した料金設定とした。そのほかの違いとしては、ペイパル側は初期費用を抑えており(オープン、実売1,200円程度)、アメリカンエキスプレスにも対応しているが(楽天カードには対応せず)、対応端末がiPhoneのみとなっている。
現在、国内のクレジットカード決済の導入店舗は95万店舗程度で、約335万店舗が未導入の状態。両社は、従来コストや決済手数料などがネックでクレジットカード決済の導入が進んでいなかった市場の開拓を狙う。
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