- 会員限定
- 2023/06/06 掲載
知られざるAQUOSのスゴさ、新モデルR8 pro/R8からひも解くAndroid日本1位の理由
連載:デバイス新潮流
「AQUOS」シリーズの新モデルは何がすごいのか?
シャープのスマホ「AQUOS」シリーズの新しいフラグシップモデルとして、「AQUOS R8」と「AQUOS R8 pro」の2機種が発表された。フラグシップの「R」シリーズでは過去に派生モデルとして小型の「R compact」が登場したこともあったが、発表・発売時期は異なっていた。AQUOS Rシリーズとして同時に2機種発表されるのは初めてだ。ライカと協業し、1インチセンサーとSUMMICRON(ズミクロン)レンズを搭載した「AQUOS R7」の後継機はAQUOS R8 proのほうだ。新たに、撮影時の光の強さや色味を測定し、補正する14チャンネルのスペクトルセンサーを搭載したことで、さまざまな光の環境に応じて、より自然な色合いで撮影できるようになったという。
また、HDR撮影は処理速度がR7より約40%向上。星空や花火の専用モードを搭載したほか、被写体の認識精度が向上したAIエンジンにより、人物だけでなく犬や猫といったペットのシャッターチャンスも逃さず撮影可能になった。背面のカメラリングを通して本体内部の熱を効率的に放出する独自の「サーモマネジメントシステム」も興味深いが、AQUOS R7の正統進化といった内容だ。
一方、もう1つのR8無印版は、新しいコンセプトから生まれたモデルだ。R8 proが「特別な体験で趣味を楽しむ」ものであるのに対し、R8は「効率的でゆとりある生活を楽しむ」モデルとしている。
なぜこのような異なるコンセプトの機種を同時に発売したのだろうか。シャープにその狙いを聞いた。 【次ページ】シャープに聞く、AQUOS R8 proとR8の勝算
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR