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- 2018/01/17 掲載
新規参入が急増する「自動運転」、台風の目はインテルとワーナー
IT企業で一歩抜け出したのはインテル
インテルでは「世界最大の自動運転システムのサプライヤー」になることを目標に掲げているが、2017年にはイスラエルのモバイルアイ社を153億ドルで買収するなど、単なる社内搭載型のコミュニケーションシステムという枠を超え、自ら自動運転のシステムそのものの構築に乗り出しそうな構えだ。
その証左ともいえるのが、2016年、17年と連続してロサンゼルス・オートショーの基調演説をインテルCEOのブライアン・カラザニック氏が行った、という点だ。特に2016年はフォードCEOマーク・フィールズ氏(当時)が中心だったが、昨年はオートショーにも関わらず基調演説を行った企業はインテル、パナソニック、マイクロソフトなどで、話題は完全に車というより自動運転の導入に移った感がある。
自動運転でもっとも大切な要素はデータ
カルザニック氏は自動運転というシステムの中で最も大切な要素となるのはデータであり、このデータを共有しながら産業全体でフレキシブルかつスケーラブルなソリューションを求めることが不可欠、と強調する。そのソリューションの中には車のシステムだけではなくインフラ、都市デザインなども含まれる。自動運転は車が他の車、データセンター、路上のセンサーなどとコミュニケーションを行うことで成り立つ。つまり最も重要な部分はデータであり、極論を言えば自動車メーカーの役割はデータの入れ物をデザインすること、とも言える。
カラザニック氏もロサンゼルスオートショーでの演説で「メーカーによる違いは車のパフォーマンスの違い」に他ならない、としている。特に自動運転ではEVが中心となるため、現在のガソリン車のようなパワートレインによるパフォーマンスの差は縮まると予想される。
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