- 会員限定
- 2016/03/28 掲載
ホリエモン流時間術 やりたいことをやる人生を実現するPDCAとは

「最適化」を繰り返すことで、できることが増えていく

そんなことで僕は常に「最適化」を考えている。たとえば、見ているニュースソースだって、内容がかぶっていたらどちらかやめようとか、歯磨きは歯ブラシよりも電動のほうが短時間で済むし、iPhone 6になって画面が大きくなったからKindleは持たなくていいやとか、そんな小さなことまで、日々改善をしている。
最近僕が行った改善としては、夜のイベント出演を抑えたことが挙げられる。以前は、トークライブハウスでイベントを開催していたが、集客の関係で、開始時刻はどうしても午後7時以降にせざるをえない。そうなると終了時刻は午後9時半になってしまい、まともな食事ができる店に行けなくなってしまう。うまい食事は、僕にとって極めて重要だからこれは痛い。しかも、トークイベントに出演したところでたいしたギャラをもらえるわけでもない。それなら一般の集客にはこだわらず、「堀江貴文サロン」の会員向けとして早い時間帯にトークイベントをやったほうがいいと考えた。
ビジネスの世界には、PDCAという考え方がある。PDCAとは、
Plan:計画を立てる
Do:実行する
Check:評価する
Action:改善する
のこと。企業経営ではPDCAをいかに高速に回すかがカギとなるが、同様にして、自分自身についても、PDCAのサイクルを回すのだ。その対象となるのは、24時間365日、自分の人生のすべてである。
企業の場合、PDCAサイクルを回して改善を繰り返すのは、製品やサービスの品質を向上させ利益を上げるためだ。人生のPDCAについても利益を上げることを目標にすることはできるが、僕が改善を繰り返すのはお金を儲けるためではない。僕の時間を僕自身が好きに使うために、改善を繰り返すのである。
なお、改善の結果、自分が苦しくなっては本末転倒だ。僕は、できる限り労力を使わず、楽しみながら自分のやりたいことが実現できるように改善を行なっている。意志力を奮い起こして、自分に無理を強いるようなやり方は長続きしないだろう。
【次ページ】長期ビジョンなど、持つ必要はない!
関連コンテンツ
PR
PR
PR