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日本は実は「ESGの国」だった?
ESGへの関心が世界で高まる中、日本でも大手企業を中心に、環境対策や社会的規範、コーポレートガバナンス(企業統治)を重視した「ESG経営」が浸透し始めている。柳氏はESG経営について、次のように説明する。「企業の社会貢献や見えない価値を見える化し、経営指標や長期的な企業価値に織り込んでいくプロセスを、ESG経営の1つの在り方と捉えています」(柳氏)
「日本固有の宗教は神道です。もともと日本人は自然を崇拝し、環境を大切にするDNAを持っています。さらに仲間・人を大切にする国民性であり、労働者は真面目で勤勉、経営者も高い倫理観・道徳観を持っています。しかも社会は安全です」(柳氏)
したがって柳氏は、「日本はESGの国であり、非常に大きいESGの潜在価値を有している」と述べる。しかし一方で、日本企業にとっての「不都合な真実」が存在するという。
・「不都合な真実」とその要因、でも日本企業は「YDKだ!」
・日本企業が欠落している「パーバスとマテリアリティの説明」が超重要
・見ない価値を定量化する「柳モデル」とは?
・ESG経営で“やってはいけない”落とし穴
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