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  • 2023/02/16 掲載

ESG「余裕があればやろう」企業が背負っている重大リスク、世界調査で判明「成否の差」

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現代において「サステナビリティ(持続可能性)」や「ESG(環境・社会・ガバナンス)」の視点は、企業経営に大きな影響を与えるテーマとなっている。世界40カ国の企業の最高経営責任者(CEO)3000人に対する調査から「サステナビリティ」の最新動向と重要性、日本企業が実践すべき具体的なアクションまでを整理する。

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行動を起こすのは今だ
(Photo/Getty Images)

もはや「余裕があれば取り組む」テーマではない

 ここ数年、企業のビジネスに大きい影響を与えているのが「サステナビリティ」である。その背景には、環境問題に対する関心の高まりや先行きの不透明感、企業に具体的な行動を求める圧力の高まりがある。「サステナビリティ経営」という言葉が注目されるのも、こうした動きを反映した結果だ。

 ただし、多くの日本企業において、サステナビリティはいまだ「余裕があれば取り組めばよい」程度のものという認識が主流ではないだろうか。しかし、世界を見渡すと、こうした認識は時代遅れとなりつつある。すでにサステナビリティは、おざなりにすると重大な財務リスクなどを負いかねない重要経営課題なのである。

 それを明らかにしたのが、以下で紹介するレポートだ。世界40カ国、25業界3000人のCEOを対象に調査した本レポートでは、サステナビリティに対する世界の企業の最新動向が事例とともに報告されている。

 さらに、サステナビリティへの取り組みによって企業のCEOを4つに分類し、タイプごとに実行すべき「アクションガイド」が提示されている。自社のサステナビリティへの取り組みはグローバル基準で十分なのか、自社は4タイプのどれに当てはまるのか、次に何をすべきかなど、企業に行動を迫られている今、参考になることは間違いないだろう。

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