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- 2015/11/12 掲載
ディープラーニングとGPUによる高速画像処理を駆使する、世界のスタートアップ5社
画像処理とディープラーニングを組み合わせた新たなサービス
通りがかった人の年齢を推測する屋外広告板、ユーザやそのペットの顔を認識する写真アプリ、デジタル数学アシスタント。いま、世界各国のスタートアップ企業がディープラーニングのテクノロジーを活用したサービスを生み出している。NVIDIAのブログでは、GPUとディープラーニングを組み合わせた5社のスタートアップ企業事例が取り上げられている。
犬種を見分けて、写真を自動整理してくれる「ZZPhoto」
ニューラルネットワークで年齢と性別を判別するウェブカメラ
ディスプレイに取り付けられたウェブカメラに人が近づくと、ドングル内部のディープラーニング搭載ニューラル・ネットワークが年齢と性別を判断する。その後わずか数ミリ秒のうちに、その人の属性に合わせた広告を表示させることが可能だという。同時に、cuDNNで高速化したCaffeフレームワークを使い、DIGITSディープラーニング・トレーニング・ソフトウェアで構築したディープラーニング・ネットワークが、対象者の反応をリアルタイムに分析。これらは、NVIDIAのTegraチップによって処理されている。
モバイル機器に保存されている写真を整理できる「Silver」
インド発のスタートアップ企業「HyperVerge社」の画像認識アプリ「Silver」は、モバイル機器に保存されている写真を整理でき、写真に写っている顔やスクリーンショット、記念品で分類してくれる。手書きのメモや身分証明書、小切手などが写っていると、ドキュメントであると判別して分類する。さらに、画質の悪い写真や重複する写真を見つけて削除する機能もある。データ処理とアプリケーション・エンジンのトレーニングにはGPUが使われている。
【次ページ】問題をスキャンすれば数式を解いてくれる魔法のアプリ
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