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- 2015/10/09 掲載
道に迷った外国人に声をかけろ! 社員が社員に教えるソフトバンク流の英語教育法
連載:ソフトバンク人材開発の秘密 vol.6
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ビジネス変化のきっかけはスプリントの買収。英語の重要性も高まる
──お二人は、一般社員として働きながらも、社内研修の講師としてグループ社員に英語を教えているとお伺いしました。やはり、普段の業務でも英語を活用されているのでしょうか?長谷川氏:私は、コンシューマ営業統括の米軍営業部で働いています。名前のとおり、在日米軍を対象にする部署で、ショップ営業から法人営業まで行っています。法人営業に関しては、すべて英語で交渉を行いますから、日々の勉強は欠かせません。
──そもそも、どうやって英語を学ばれたのでしょう? やはり、帰国子女だったりするのでしょうか?
草島氏:いえ、二人とも幼いころから海外に、というわけではないですね。私の場合は日本の高校を卒業後、アメリカの大学に進学し、現地で英語を自然に体得していきました。小学生のころから、バックグラウンドの違う人たちと交流することに興味がありまして、多くのボランティアに参加しているうち、海外にも興味を持ちました。進学先はカリフォルニアで、移民も多い地域です。そこの大学に決めたのも、多様な人々に出会えると思ったからです。
──英語を社内公用語化する企業も出てくるなど、ビジネスにおいて、英語やグローバル化の重要性は増しているように思います。その辺りの変化を、どのように捉えていらっしゃいますか?
草島氏:我々は情報通信の企業ですが、その進化が世界にどんな影響をもたらしたかと考えると、端的には「これまで連絡が取りにくかった人々と容易につながるようになった」と言えます。今は海外出張の代わりにビデオ会議を行う企業も多く、世界の距離間は以前より近くなったと感じます。こうした時代に英語が使えると、営業の立場からもダイレクトに世界中の人と話し合えるため、現地のお客様の心に響くと思います。ビジネスでは、相手と「共通言語」を持つことがプラスになると考えています。
長谷川氏:ソフトバンクでもグローバル化が急速に進んでおり、英語が求められる機会がかなり増えていると思いますね。この先、ICIのような研修制度が整ってくれば、さらに英語の必要性も高まってくると感じています。
とはいえ「自ら取りに来る人にチャンスを与える」ということがソフトバンクの方針ですから、よい学習の場を提供し、あとは社員の頑張りに期待しています。これを支えるには、「社員が社員を教えること」が重要です。社員ならば、実業務に即した体験談を交えながら英語を教えられるため、非常によい効果が出るからです。それで、この2人にも講師として活躍していただいているわけです。
【次ページ】 ソフトバンク流の社員英語教育とは?
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