- 2025/04/24 掲載
ノババックスのコロナワクチン、米当局が追加データ要請 承認に道か
FDAの審査が4月1日の承認期限に間に合わず、ケネディ厚生長官が今月上旬のCBSのインタビューで承認の遅れの原因をワクチンの組成にあると発言したため、同ワクチンの将来に疑問が投げかけられていた。
ノババックスのワクチンはタンパク質をベースにした従来型。同社はこのワクチンについて、2022年に認められた緊急承認ではなく完全承認を確保し、同業のモデルナやファイザー・ビオンテックがそれぞれ開発するメッセンジャーRNA技術に基づくワクチンに対抗したい意向だ。
金融サービス会社B・ライリーのアナリスト、マヤンク・マムタニ氏はインタビューで「承認される確率はかなり高まったと考える」と述べ、FDAからの23日の要請は、ワクチン懐疑派で知られるケネディ氏のコメントを踏まえると、投資家に対し承認への道筋を明確にしたと付け加えた。
ファイザー・ビオンテックとモデルナのmRNAワクチンはそれぞれ2021年と22年に完全承認を獲得した。
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